介護福祉士 過去問 平成32年 第103問
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介護福祉士 過去問 第32回
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Jさん(80歳、男性)は、アルツハイマー型認知症(dementiaoftheAlzheimer’stype)と診断され、半年前から認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。最近、Jさんは、トイレに行きたいと言ってグループホーム内を歩き回った後に、失禁するようになった。
Jさんの排泄の状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。
反射性尿失禁
心因性頻尿
溢流性尿失禁
機能性尿失禁
腹圧性尿失禁
【 正答:4 】
解説
反射性尿失禁とは、脊髄損傷などにより、膀胱に尿がたまっても尿意を感じることができず、刺激により反射的に尿が排出される失禁である。
心因性頻尿とは、過度な緊張やストレスなどにより頻尿になることをいう。
溢流性尿失禁とは、前立腺肥大などで通過障害があり、膀胱内に残った尿があふれるように漏れる失禁である。
機能性尿失禁は、認知症による認知機能の低下や、身体運動機能の低下により起こる。
腹圧性尿失禁とは、骨盤底筋が加齢とともに衰え、くしゃみや立ち上がりなどで腹圧がかかることにより、尿が漏れる失禁である。