弛緩性便秘は、大腸の嬬動運動が低下することで、便が大腸を通過する時間が長くなり、水分が吸収されて便が硬くなることで起こる。その原因として、大腸や腹壁の緊張低下や腸管の刺激となる食物繊維の不足などがあげられる。また、腹筋の筋力低下によって排便時に十分な腹圧が得られないことも影響する。
- 適切である
- 排便を我慢する習慣は、直腸性便秘の原因である。
- 腹圧の低下は弛緩性便秘の要因ではあるが、大腸の嬬動運動の低下につながる原因としては、食物繊維の摂取不足のほうが適切である。
- 大腸のけいれんは、けいれん性便秘の原因である。
- がんによる通過障害によって起こる便秘は、器質性便秘である。