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Kさん(76歳)は、日頃から痰がからむことがあり、介護福祉士が喀痰吸引を行っている。鼻腔内吸引を実施したところ、吸引物に血液が少量混じっていた。Kさんは、「痰は取り切れたようだ」と言っており、呼吸は落ち着いている。
このときの介護福祉士の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  1. 出血していそうなところに吸引チューブをとどめる。
  2. 吸引圧を弱くして再度吸引をする。
  3. 血液の混じりがなくなるまで繰り返し吸引をする。
  4. 鼻腔と口腔の中を観察する。
  5. 鼻腔内を消毒する。

【 正答:4 】

解説

  1. 出血していそうな部位に吸引チューブをとどめると、吸引圧による刺激でさらに傷の状態を悪化させてしまう可能性がある。
  2. 介護福祉士は勝手に吸引圧を弱めてはいけない。
  3. 傷の状態を悪化させてしまう可能性がある。
  4. Kさんは、「羨は取り切れたようだ」と言っており、呼吸は落ち着いているとあるので、緊急性は低いと考えられる。出血している場所の観察を行い、看護職に報告し、今後の対応について指示を仰ぐ必要がある。
  5. 出血の原因がわからない状況で、介護福祉士が鼻腔内の消毒をすることは、適切ではない。