〔事例〕
Lさん(78歳、女性)は一人暮らしをしている。「もったいない」が口癖で、物を大切にし、食べ物を残さないようにして生活している。
半年前、脳の細い血管が詰まっていることがわかり、入院して治療を受けた。左半身にしびれがあり、右膝の変形性関節症(osteoarthritis)で痛みもあったために、介護保険の申請をしたところ、要介護1になった。
家事はできるだけ自分でしたいという希望から、週に2回、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して、掃除と調理を訪問介護員(ホームヘルパー)と一緒にしている。
介護保険の申請をしてから半年がたち、更新申請の時期になった。この半年でLさんは、訪問介護員(ホームヘルパー)が来ない日もいすに座って調理をするなど、回復してきている。更新申請の結果、Lさんは要支援1になった。
次のうち、Lさんの介護予防サービス・支援計画書を作成する者として、適切なものを1つ選びなさい。
- 訪問介護事業所の訪問介護員(ホームヘルパー)
- 生活支援体制整備事業の生活支援コーディネーター
- 地域包括支援センターの主任介護支援専門員
- 訪問介護事業所のサービス提供責任者
- 生活介護のサービス管理責任者
【 正答:3 】
解説
要支援者の介護予防ケアプランである介護予防サービス・支援計画書は、指定介護予防支援事業所である地域包括支援センターの担当職員が作成する。