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〔事例〕
Mさん(80歳、男性)は、2年前にアルツハイマー型認知症(dementiaoftheAlzheimer’stype)と診断された。Mさんは自宅で暮らし続けることを希望して、介護保険サービスを利用しながら妻と二人で生活していた。
その後、Mさんの症状が進行して妻の介護負担が大きくなったため、Mさんは、U社会福祉法人が運営する介護老人福祉施設に入所することになった。
Mさんの入所当日、担当のA介護福祉職は、生活相談員が作成した生活歴や家族構成などの基本情報の記録を事前に確認した上で、Mさんと関わった。
次のうち、A介護福祉職が確認した記録として、適切なものを1つ選びなさい。
  1. 施設サービス計画書
  2. インシデント報告書
  3. エコマップ
  4. プロセスレコード
  5. フェイスシート

【 正答:5 】

解説

  1. 施設サービス計画書とは、施設サービスを適切に利用できるよう、サービスの内容、担当者等を定めたものである。
  2. インシデント報告書は、ヒヤリハツト報告書とも呼ばれ、ヒヤリとした場面やハッとした場面とその原因を共有し、重大な事故につながることを予防するための記録である。
  3. エコマップは、支援を要する家族を中心として、その家族の問題や解決にかかわると考えられる関係者や関係機関を記載し、図式化したものである。
  4. プロセスレコードは、利用者・患者と支援者の間で生じる会話や心理状態の変化等の記録のことである。
  5. フェイスシートは、利用者の生活歴や家族構成などが記載されている基本情報の記録であり、利用者の情報の概要を理解するための資料となる。