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〔事例〕
Mさん(80歳、男性)は、2年前にアルツハイマー型認知症(dementiaoftheAlzheimer’stype)と診断された。Mさんは自宅で暮らし続けることを希望して、介護保険サービスを利用しながら妻と二人で生活していた。
その後、Mさんの症状が進行して妻の介護負担が大きくなったため、Mさんは、U社会福祉法人が運営する介護老人福祉施設に入所することになった。
Mさんの入所当日、担当のA介護福祉職は、生活相談員が作成した生活歴や家族構成などの基本情報の記録を事前に確認した上で、Mさんと関わった。
入所当日の昼食後、A介護福祉職はMさんに歯ブラシと歯磨き粉を渡して、歯磨きを促した。しかし、Mさんは歯ブラシと歯磨き粉を持ったまま、不安そうな顔で歯を磨こうとしなかった。
このときのMさんの症状に該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。
  1. 幻視
  2. 失行
  3. 振戦
  4. 脱抑制
  5. 常同行動

【 正答:2 】

解説

  1. 幻視は、レビー小体型認知症に特徴的な症状である。
  2. 失行は、認知症の中核症状として現れる症状である。
  3. 振戦は、パーキンソン病の代表的な症状である。
  4. 脱抑制は、前頭側頭型認知症に特徴的な症状である。
  5. 常同行動は、前頭側頭型認知症に特徴的な症状である。