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〔事例〕
Dさん(59歳、女性)は30年前に関節リウマチ(rheumatoidarthritis)を発症して、現在、障害者支援施設に入所している。
Dさんは、朝は手の動きが悪く痛みがあるが、午後、痛みが少ないときは関節を動かす運動を行っている。足の痛みで歩くのが難しく車いすを使用しているが、最近は手の痛みが強くなり、自分で操作することが難しい。また、食欲がなく、この1か月間で体重が2kg減っている。夜中に目が覚めてしまうこともある。
使っていた車いすを自分で操作することが困難になったDさんが、「障害者総合支援法」で電動車いすを購入するときに利用できるものとして、適切なものを1つ選びなさい。
(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。
  1. 介護給付費
  2. 補装具費
  3. 自立支援医療費
  4. 訓練等給付費
  5. 相談支援給付費

【 正答:2 】

解説

  1. 介護給付費とは、障害に起因する日常生活上継続的に必要な介護の支援を受ける場合に給付されるものである。
  2. 補装具費はその購入、借り受けまたは修理を必要とする障害の状態であると認められた場合に給付されるものである。主な補装具として、車いすや電動車いす、義肢、義眼、 座位保持装置などがある。
  3. 自立支援医療費とは、医療費の自己負担額を軽減するための公費負担医療制度である。
  4. 訓練等給付費とは、自立訓練、就労移行支援、就労継続支援などの訓練的支援を受ける場合に給付されるものである。
  5. 相談支援給付費とは、障害者等とその家族などからの相談に応じたり、必要な情報の提供や助言を行ったりする相談支援を実施した場合に給付されるものである。