介護福祉士 過去問 平成32年 第17問
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介護福祉士 過去問 第32回
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Fさん(72歳、女性、要介護2)は、中等度の認知症(dementia)があり、自宅で夫と生活している。ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問すると、夫が散乱したコーヒー豆を片づけていた。Fさんは、「わからなくなっちゃった」と言っていた。訪問介護員(ホームヘルパー)が夫に事情を聞くと、「今も日課でコーヒーを豆から挽いて入れてくれるんだが、最近は失敗することが多くなって、失敗すると自信を失ってしまうしね。でも、毎朝、『コーヒーを入れなくちゃ』と言うんだ」と寂しそうに話した。
訪問介護員(ホームヘルパー)の夫への助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
「そばにいて、Fさんと一緒にコーヒーを入れてはどうですか」
「Fさんと一緒に、喫茶店にコーヒーを飲みに行ってはどうですか」
「おいしいコーヒーを買ってきて二人で飲んではどうですか」
「私がFさんからコーヒーの入れ方を教えてもらいましょうか」
「新しいコーヒーメーカーを買ってはどうですか」
【 正答:1 】
解説
失敗が続き、自信をなくしてしまうことが考えられるため、夫がそばで見守る必要がある。
Fさんは、コーヒーを豆から挽いて入れることを日課としていたので、できる限り、 これまでの日課を続けられるように支援することが望ましい。
2.の解説と同じ
Fさんは、「わからなくなっちゃった」と言っており、このような状態のFさんにコーヒーの入れ方を教えてもらうことは、Fさんを混乱させてしまう。
Fさんには中等度の認知症があり、新しいコーヒーメーカーの使い方を覚えることは難しい。