介護福祉士 過去問 平成32年 第59問
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介護福祉士 過去問
介護福祉士 過去問 第32回
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Bさん(83歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。終末期で、「最期はこの施設で迎えたい」という本人の希望があり、家族もそれを望んでいる。昨日から死前喘鳴が出現し、医師から、「あと数日でしょう」と言われた。
「呼吸が苦しそうだ」と言っている家族への介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
「自然な経過なので体位の工夫をして一緒に見守りましょう」
「Bさんに意識はないので心配いらないですよ」
「痰の吸引をすると楽になるので準備しますね」
「Bさんを励ましてください」
「すぐに救急車を呼びましょう」
【 正答:1 】
解説
死前端鳴は、咳払いができないほど衰弱している状態の人にみられるものであり、死に向かう自然な経過の1つである。
まずはその家族の心情を受け止めてから、Bさんは意識の低下によりあまり苦しさを感じていないことを説明する。
医師の指示なく吸引は行えない。
励ますのではなく、Bさんに安心感を与える見守りが必要である。
「最期はこの施設で迎えたい」というBさんと家族の希望に反する対応である。