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第1問
日常生活自立支援事業に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
  1. 実施主体は、地域支援包括センターである。
  2. 専門員は、利用希望者に代わって、事業利用の契約を結ぶ事ができる。
  3. 生活支援員は、事業の利用者の支援計画を作成する。
  4. 生活支援員は、利用者の依頼によって、日常の金銭管理に伴う預貯金の払い戻し等行なう事ができる。
  5. 利用料は、市町村が決定する。
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問題

答え

【  】

問題

平成12年の「社会福祉事業法等改正」に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 第一種社会福祉事業の経営主体から市町村が除外された。
  2. 第一種社会福祉事業の経営主体になれるものとして、株式会社が追加された。
  3. 身体障害者福祉法や知的障害者福祉法に基づく福祉サービスの利用は、措置制度から「支援費制度」へ移行することとなった。
  4. 社会福祉法人設立に当たっての施設の規模や資産の要件が引き上げられた。
  5. 養護老人ホームの利用が、市町村による措置から施設と利用者の直接契約になった。
    (注)「社会福祉事業法等改正」とは、「社会福祉増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律」のことである。
答え

【 3 】

問題

生活保護と介護に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 生活保護を受給中の介護保険第1号被保険者は介護保険料を納付しなくてもよい。
  2. 40歳以上65歳未満の生活保護受給者で医療保険に加入していない者は、介護保険に加入することが義務づけられている。
  3. 生活保護を受給中の障害者は、必要とする介護の状況に応じて、生活保護から介護費用の支給を受けることができる。
  4. 介護保険施設の入居者は、生活保護が適用されない。
  5. 生活保護時給者の居宅介護支援は、福祉事務所の社会福祉主事が行なう。
答え

【 3 】

問題

社会福祉法人に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 法人は収益事業を行なうことは認められない。
  2. 法人設立の認可があれば、登記がなくても法人は成立する。
  3. 理事は、その法人の職員を兼務する事ができる。
  4. 法人は、必要に応じて監事を置く事ができる。
  5. 入所施設を経営する法人は、解散する事はできない。
答え

【 3 】

問題

社会福祉におけるサービス等の提供方法に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 介護保険制度における保険給付では、福祉用具の貸与や購入費の支給は行なわれていない。
  2. 生活保護における生活扶助は、原則として金銭給付である。
  3. 概算払いとは、利用者が費用をいったん金額立て替え、後に利用者負担分を除いた分の払い戻しを受ける方式である。
  4. 償還払いとは、費用の見込額を利用者に交付し、サービス利用後に清算する方式である。
  5. 契約制度の代表的な例として、児童福祉法による児童自立支援施設入所がある。
答え

【 2 】

問題

社会保障給付費に関する次の記述の空欄 A, B, Cに該当する語句の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。

平成12年度と平成18年度の我が国の制度別社会保障給付費の構成比を比較すると、(A)は平成12年度50.1%、平成18年度51.4%となっており、最も高い割合で推移している。
次いで高い割合を示している(B)も18.7%から18.6%とほぼ同水準で推移している。また、老人保健は、13.4%から11.6%とその割合をわずかに低下させている。
一方(C)は4.2%から6.7%と、その構成比を増加させている。

  1. A: 年金保険---B: 医療保険---C: 介護保険
  2. A: 年金保険---B: 介護保険---C: 医療保険
  3. A: 介護保険---B: 年金保険---C: 医療保険
  4. A: 医療保険---B: 介護保険---C: 年金保険
  5. A: 医療保険---B: 年金保険---C: 介護保険
答え

【 1 】

問題

市町村が保険者となる国民健康保険制度に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 傷病手当金の支給が義務づけられている。
  2. 一部負担金の割合は、年齢や所得にかかわりなく3割である。
  3. 健康保険とは異なり、出産育児一時金は支給されない。
  4. 保険料の算定は、世帯の負担能力に応じた応能負担方式によって統一されている。
  5. 高額療養費の自己負担限度額は、健康保険と同じである。
答え

【 5 】

問題

福祉・介護サービスの人材確保に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 「福祉人材確保指針」の見直し(平成19年度)では、ライフスタイルに応じた働きやすい労働環境の整備などが盛り込まれた。
  2. 「福祉人材確保指針」に基づき、国は3年に一度、介護福祉士の需給見通しを明らかにしなければならない。
  3. 「介護従事者処遇改善法」(平成20年)により、都道府県に福祉人材センターが設置されることになった。
  4. 介護報酬改定(平成21年度)では、介護従事者確保のための報酬の引き上げは見送られた。
  5. 外国人介護従事者の受け入れの為、介護保険法改正(平成20年)で出身国で医療又は介護の資格を取得していれば介護福祉士資格取得者とみなすこととされた。
    (注)1「福祉人材確保指針」とは、社会福祉法第89条による「社会福祉事業に従事する者の確保を図るための措置に関する基本的な指針」のことである。
    (注)「介護従事者処遇改善法」とは、「介護従事者等の人材確保のための介護従事者等の処遇改善に関する法律」のことである。
答え

【 1 】

問題

平成19年の社会福祉士及び介護福祉士法の改正の内容に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 介護福祉士の行なう「介護等」が、「入浴、排泄、食事その他の介護」へと、より具体的に規定された。
  2. 欠格事由の規定が廃止された。
  3. 信用失墜行為の禁止の規定が廃止された。
  4. 新たに資質向上の責務が規定された。
  5. 介護福祉士の資格が業務独占となった。
答え

【 4 】

問題

一人暮らし高齢者に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 「国民生活基礎調査(平成20年)」によると、65歳以上の者のいる「単独世帯」の数は、平成7年に比べて4倍になった。
  2. 「国民生活基礎調査(平成20年)」によると、65歳以上の者のいる世帯構造別の構成割合は、「単独世帯」、「夫婦のみの世帯」、「3世代世帯」の順に多い。
  3. 「世帯類型に応じた高齢者の生活実態等に関する意識調査」によると、一人暮らし世帯では、緊急時の連絡先に「となり近所の人」と答える者が最も多い。
  4. 「日本の世帯数の将来推計」によると2030年(平成42年)には、世帯主が65歳以上の世帯のうち単独世帯の割合は、4割近くまで上昇すると見通される。
  5. 「日本の世帯数の将来推計」によると、2030年(平成42年)なは世帯主が65歳以上の単独世帯における男性の世帯は約440万世帯、女性の世帯は約280万世帯になると見通される。
    (注)1「世帯類型に応じた高齢者の生活実態等に関する意識調査」とは内閣府「世帯類型に応じた高齢者の生活実態等に関する意識調査」(平成17年度)のことである。
    (注)「日本の世帯数の将来推計」とは国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」(2008(平成20年)年3月推計)のことである。
答え

【 4 】

問題

老人福祉法に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 平成2年の改正によって、社会的活動への参加が基本的理念に盛り込まれた。
  2. 老人福祉法による福祉の措置は、介護保険制度創設に伴い廃止された。
  3. 養護老人ホームの入所要件は、要介護認定を受けている事である。
  4. 高齢者用賃貸住宅は、老人福祉法に規定されているものである。
  5. 有料老人ホームは、老人福祉施設の一つである。
答え

【 1 】

問題

介護保険の給付に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 医療保険に加入していない40歳以上65歳未満の者は、給付を受ける事ができない。
  2. 加入している保険者の管轄区域を住所としていない者は、その保険者から給付を受けることはない。
  3. 保険料を1年以上滞納している者は、給付を受けることができない。
  4. 介護給付は、要介護と認定されるまでは受けることができない。
  5. 予防給付を受けようとする者は、要介護認定を受けなければならない。
答え

【 1 】

問題

介護保険制度における介護福祉士の位置づけに関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 訪問介護は、「介護福祉士その他政令で定める者」によって行なわれる。
  2. 訪問介護費の特定事業所加算では、介護福祉士の配置が義務とされている。
  3. 介護福祉士の配置を要件とした施設介護サービス費の加算はない。
  4. 小規模多機能型居宅介護は、介護福祉士1人以上の配置が要件である。
  5. 福祉用具専門相談員になるには、介護福祉士も「福祉用具専門相談員指定講習」を受講しなければならない。
答え

【 1 】

問題

市町村介護保険事業計画に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 市町村地域福祉計画と一体のものとして策定する。
  2. 市町村介護保険事業計画には、各年度における介護保険サービスの種類ごとの見込量を定めることとされている。
  3. 都道府県知事は、市町村介護保険事業計画のための参酌標準を定める。
  4. 市町村介護保険事業計画を策定する場合、被保険者の意見を反映させる措置を講じなくてもよい。
  5. 市町村介護保険事業計画は、5年に一度見直す。
答え

【 2 】

問題

利用者の居宅で訪問介護サービスを提供している際、利用者の仙骨部に褥瘡を発見した。
訪問介護員の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 不十分な介護の原因と思い、「高齢者虐待防止法」により罰せられる旨、家族に説明した。
  2. 褥瘡の治療のために、近くの訪問看護ステーションに訪問を依頼した。
  3. 褥瘡の治療の為に入院が必要な旨、家族に説明した。
  4. 介護をしている家族に、介護の様子や家族の心身の状況を聞いた。
  5. 居宅サービス計画の変更のために、サービス担当会議を招集した。
    (注)「高齢者虐待防止法」とは、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援などに関する法律」のことである。
答え

【 4 】

問題

介護支援専門員に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 介護サービス計画を立案する国家資格である。
  2. 介護支援専門員になるには、相談業務経験が5年以上あることが必要である。
  3. 資格は更新制であるが、実務経験があり法令違反等がない者は、申請により更新される。
  4. 介護支援専門員でなくなった後は、秘密保持義務は課せられない。
  5. 利用者に特定のサービスを利用させることの対償として、居宅サービス事業者から金品の収受をしてはならない。
答え

【 5 】

問題

公的年金制度に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 基礎年金は、老齢、障害の各基礎年金で構成される。
  2. 老齢基礎年金は、原則として20年の保険料納付期間を満たした人に支給される。
  3. 厚生年金と共済年金は、基礎年金に上乗せして給付する制度である。
  4. 基礎年金の国庫負担の割合は、平成21年度に3分の1に引き上げられた。
  5. 国民年金の第3号被保険者とは、被用者年金の被保険者である。
答え

【 3 】

問題

日常生活自立支援事業に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 実施主体は、地域支援包括センターである。
  2. 専門員は、利用希望者に代わって、事業利用の契約を結ぶ事ができる。
  3. 生活支援員は、事業の利用者の支援計画を作成する。
  4. 生活支援員は、利用者の依頼によって、日常の金銭管理に伴う預貯金の払い戻し等行なう事ができる。
  5. 利用料は、市町村が決定する。
答え

【 4 】

問題

脳梗塞で入院中の75歳のEさんが退院予定となった。退院後の在宅生活支援における介護、医療専門職の連携・協働に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 個々の専門職は、共通の目的と理念をもって支援する。
  2. 個々の専門職は、専門性をもって支援する。
  3. 個々の専門職が自由に意見を述べ合える環境をつくる。
  4. 介護専門職は、Eさんの生活支援情報を各専門職と共有する。
  5. 医療専門職は、退院後もリーダーシップをとり続ける。
答え

【 5 】

問題

次のうち、発達障害支援法が定める発達障害に該当しないものを一つ選びなさい。

  1. 身体的発達の遅れ
  2. アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害
  3. 学習障害
  4. 自閉症
  5. 注意欠陥多動性障害
答え

【 1 】

問題

障害者の手帳に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 療育手帳は、身体障害者福祉法によって規定されている。
  2. 身体障害者手帳は、18歳未満のものに交付されない。
  3. 聴覚障害の身体障害者手帳は障害等級が1級から5級の5段階に分かれている。
  4. 精神障害者保健福祉手帳は、知的障害者を対象に含んでいる。
  5. 精神障害者保健福祉手帳は、障害等級が1級から3級の3段階に分かれている。
答え

【 5 】

問題

障害者基本法に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 障害者基本法は「障害者の日」を定めている。
  2. 市町村障害者計画の策定は、努力義務である。
  3. 中央障害者施策推進協議会の委員は、厚生労働大臣が任命する。
  4. 障害者基本法は、障害を理由とした差別禁止の理念を明示している。
  5. 政府は、3年ごとに障害者施策の概況の報告書を国会に提出する義務がある。
答え

【 4 】

問題

障害者の雇用促進等に関する法律についての次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 国、地方公共団体及び特殊法人を除く事業主における法定雇用率は、2.1%である。
  2. 精神障害者を実雇用率に算定できる。
  3. 職場適応援助者(ジョブコーチ)は、平成17年の法改正により創設された。
  4. 国、地方公共団体の法定雇用率は、一般の民間企業より低く定められている。
  5. 発達障害支援法に規定する発達障害者は、職場適応援助者(ジョブコーチ)の対象とならない。
答え

【 2 】

問題

国際生活機能分類(ICF)に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

  1. 活動とは、個人による課題や行為の遂行のことである。
  2. 環境因子は、背景因子に含まれる。
  3. 参加とは、生活、人生場面への関わりのことである。
  4. 精神機能は、身体構造に含まれる。
  5. 福祉サービスは、環境因子に含まれる。
答え

【 4 】

問題

パーキンソン病の症状に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 主症状は、関節の炎症、疼痛、腫脹である。
  2. 歩き始めに、すくみ足がみられる。
  3. 歩行の特徴は歩幅を広げて、下腹を大きく外側に回すことである。
  4. 手の運動は円滑である。
  5. まばたきが多くなる。
答え

【 2 】

問題

リハビリテーションの専門職に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 理学療法士は、主に家事動作訓練を行なう。
  2. 作業療法士は、主に歩行訓練を行なう。
  3. 義肢装具士は、義肢装具の採型、製作、適合を行なう。
  4. 言語聴覚士は、生活全般に渡る訓練を行なう。
  5. 視能訓練士は、嚥下障害のリハビリテーション評価を行なう。
答え

【 3 】

問題

片麻痺の人の調理動作に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 食器を洗う場合はりーチャーを用いる。
  2. 肉など包丁で切りにくいものは、キッチンバサミを用いる。
  3. ワンタッチで開閉できる蛇口を取り付ける。
  4. 食材を包丁で切る場合は、釘つきまな板を用いる。
  5. 立体姿勢が不安定であれば、椅子に座って調理する。
答え

【 1 】

問題

介護福祉士が活用する社会福祉援助技術に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 社会福祉援助技術を活用するに当たっては、社会福祉士の指導の下で取り組む。
  2. 在宅介護の場面では、間接援助技術を中心に取り組む。
  3. 生活全体の関連から、利用者の問題状況をとらえる視点を重視する。
  4. 援助活動の場が地域に広がり、社会福祉援助技術を活用する機会は減少した。
  5. 介護支援専門員業務を行なう場面では、社会福祉援助技術を必要としない。
答え

【 3 】

問題

個別援助技術の基本概念に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. バートレット(Bartlett.H)は「価値」、「知識」、「介入(intervention)」を社会福祉実践に共通する構成要素とした。
  2. リッチモンド(Richmond.M.)はPerson(人)、Problem(問題)、Place(場所)、Process(過程)の4つをケースワークの構成要素とした。
  3. バワーズ(Bowers.S)は、ケースワークを心理社会療法として体系化した。
  4. ホリス(Hollis,F,)は診断主義個別援助技術の理論化をすすめ、「ケースワークの理論と実際」(1940年)を著した。
  5. パールマン(Perlman.H.)はケースワークの中心概念を「個別化」、「意識的調査」、「人格の発達」とした。
答え

【 1 】

問題

個別援助技術の原則に基づく対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 居室に行くとEさんが誰にも言わないでね。「実は時々お腹が痛むのだけど、あなたの顔を見ると痛みもなくなるわ」と言ったので、誰にも話さないようにした。
  2. 朝食中、パン食希望のFさんにいつものコーンスープを出すと「今日は味噌汁がよい」と言ったので、「パン食のときは、いつもこのスープでしたよ」と対応した。
  3. 一人暮らしのGさン宅を訪問したとき、Gさんが「死にたい」と言ったので、「そんなこと言わないでください。私も頑張るからGさんも頑張ってください」と答えた。
  4. ナースコールでHさんの居室に行くと「あんたは、嫌いだから違う人を呼んで」と言ったので、「なぜですか、私のどこが嫌いなのか教えてください」と尋ねた。
  5. 外出前のJさんに、「どちらのカーディガンがいいですか」と尋ねながら、Jさんに決めてもらうことにした。
答え

【 5 】

問題

集団援助技術の視点に立ったグループ活動の支援過程に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. サブグループの存在は認めるべきではない。
  2. グループワークでは、メンバーを個別化して支援する。
  3. メンバー間で傷つけ合うような状況が見られても、メンバーの行動に制限を加えない。
  4. 参加動機が明確でない利用者は、グループのメンバーになることができない。
  5. グループの活動内容は、援助者が決定すればよい。
答え

【 2 】

問題

社会福祉援助技術の関連援助技術に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. ネットワークは、保険・医療を除く社会福祉分野のサービスを組織化することをいう。
  2. ケアマネジメントは、利用者の生活ニーズと適切な社会資源を結ぶことをいう。
  3. スーパービジョンは、他領域の専門家から助言や示唆を受けることをいう。
  4. カウンセリングは、非言語的コミュニケーションを必要としない。
  5. コンサルテーションは、業務について上司から指導、援助を受けることをいう。
答え

【 2 】

問題

[ 事例 ]
介護老人福祉施設U苑のK介護福祉士は、手芸クラブに参加するいつものメンバー(女性6名)に声をかけ、去年知事賞を受賞した作品展への出展に向け活動を始めた。欠席するメンバーもなく取り組みは積極的であった。ところが活動半ばころから個々のメンバーに対する不平不満の声が聞こえてきた。丁寧な作業ぶりだがペースの遅いLさんへの批判にK介護福祉士は戸惑い、対応できずにいた。不満は解消されなかったが何とか一緒に作業を続けてきた。
出展時期が迫ってきたところ、メンバーの不満の矛先が最も熱心に参加し強引なリーダーシップを取るMさんに向けられてきた。Mさんの威圧的口調は気になったが作品の完成にかかせない存在なので、この場面でもメンバーの不満に対処できずにいた。出展作品の完成後、クラブ活動は休止したままになっている。
手芸クラブを準備し活動を開始する段階でK介護福祉士が配慮すべき事項に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. グループ活動の計画は、K介護福祉士が中心となって作成する。
  2. 「波長あわせ」では、利用者にどのような活動を提供できるかを、施設、機関、の責任者に伝えなければならない。
  3. 手芸クラブに参加しているいつものメンバー以外には、参加を呼びかけない。
  4. 去年も行なったグループ活動であり、今回は施設の承認は得なくてもよい。
  5. 活動の目的は、作品を作り上げることだけではなく、どのようなプロセスで作っていくかにある。
答え

【 5 】

問題

[ 事例 ]
介護老人福祉施設U苑のK介護福祉士は、手芸クラブに参加するいつものメンバー(女性6名)に声をかけ、去年知事賞を受賞した作品展への出展に向け活動を始めた。欠席するメンバーもなく取り組みは積極的であった。ところが活動半ばころから個々のメンバーに対する不平不満の声が聞こえてきた。丁寧な作業ぶりだがペースの遅いLさんへの批判にK介護福祉士は戸惑い、対応できずにいた。不満は解消されなかったが何とか一緒に作業を続けてきた。
出展時期が迫ってきたところ、メンバーの不満の矛先が最も熱心に参加し強引なリーダーシップを取るMさんに向けられてきた。Mさんの威圧的口調は気になったが作品の完成にかかせない存在なので、この場面でもメンバーの不満に対処できずにいた。出展作品の完成後、クラブ活動は休止したままになっている。
手芸クラブ活動中におけるK介護福祉士の介入のあり方に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 各メンバーの感情を共感的に受け止める。
  2. Lさんを呼んで、他のメンバーの不満を伝え、態度を改めるよう求める。
  3. 出展時期が迫っている段階なので、Mさんの行動は見守る。
  4. Mさん以外にリーダー役が作れない場合、手芸クラブを中止する。
  5. 活動が継続中なので、介入は行なわない。
答え

【 1 】

問題

[ 事例 ]
介護老人福祉施設U苑のK介護福祉士は、手芸クラブに参加するいつものメンバー(女性6名)に声をかけ、去年知事賞を受賞した作品展への出展に向け活動を始めた。欠席するメンバーもなく取り組みは積極的であった。ところが活動半ばころから個々のメンバーに対する不平不満の声が聞こえてきた。丁寧な作業ぶりだがペースの遅いLさんへの批判にK介護福祉士は戸惑い、対応できずにいた。不満は解消されなかったが何とか一緒に作業を続けてきた。
出展時期が迫ってきたところ、メンバーの不満の矛先が最も熱心に参加し強引なリーダーシップを取るMさんに向けられてきた。Mさんの威圧的口調は気になったが作品の完成にかかせない存在なので、この場面でもメンバーの不満に対処できずにいた。出展作品の完成後、クラブ活動は休止したままになっている。
手芸クラブ活動の休止中に、K介護福祉士が配慮すべき事項に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 休止中なので、活動を評価する必要はない。
  2. 活動の再開に向け今後の方針について、Mさんの意見を尊重する。
  3. 今後の活動について、メンバーが話し合える場を用意する。
  4. 活動が終結したと判断し、グループを解散させる。
  5. 今後のグループ活動については、生活相談員(社会福祉士)に引き継ぐ。
答え

【 3 】

問題

国際生活機能分類(ICF)の考え方に基づいたレクリエーション活動援助に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 現在行なっているレクリエーション活動を重視すればよい。
  2. 「参加」は、地域行事への参加を促すことで達成できる。
  3. レクリエーション活動を増やす為には、環境因子を整えればよい。
  4. レクリエーション活動援助の目的は身体能力の向上を目指すことである。
  5. レクリエーション活動のニーズは、本人の生活歴や現在の生活状況から把握する。
答え

【 5 】

問題

レクリエーション活動援助のプロセスに関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 援助プロセスは、事前評価、計画策定、実施、評価で構成される。
  2. 事前評価では、日常生活全般に対する欲求を探索する。
  3. 事前評価では、基礎生活、社会生活、余暇生活についてアセスメントを行なう。
  4. 計画策定では、援助者の方針を優先させる。
  5. 実施では、計画に沿って援助者は利用者と直接的又は間接的にかかわる。
答え

【 4 】

問題

次のうち、レクリエーション活動援助を総合的に評価するに当たり、最も重視すべきものとして、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 援助者の実施満足度
  2. 時間的・経済的効率性
  3. 家族の満足度
  4. 利用者のQOL
  5. 利用者のADL
答え

【 4 】

問題

[ 事例 ]
Nさん(72歳、女性、要介護3)は29歳で結婚、30歳で息子を出産直後に、夫を交通事故で亡くした。その後、市営住宅に移り息子と二人暮らしをしながら、工場で部品製造のパートで生計を立てた。そのころの楽しみは、ベランダでわずかな野菜を育てることと、歌謡曲を口ずさむことだった。網膜色素変性症のため、50歳ごろから次第に視力低下が進み、60歳で全盲になり、仕事を辞めた。
3年前、食欲不振、脱水の症状で体調を崩し、その後ぼんやりする事が多くなり、火の後始末や身の回りのことが出来なくなってきた。息子の縁談もまとまったが、「迷惑はかけられない」と1年前、養護盲老人ホームに入所。その後次第に息子の名前も分からなくなってきた。息子の訪問も疎遠になり、Nさんは家に帰りたがっている。最近夜間、一人でぶつぶつ言いながら、つたい歩きをするようになった。
次のうち、Nさんの状況から考えられるものとして最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 感染症
  2. 認知症
  3. 糖尿病
  4. パーキンソン病
  5. 胃潰瘍
答え

【 2 】

問題

[ 事例 ]
Nさん(72歳、女性、要介護3)は29歳で結婚、30歳で息子を出産直後に、夫を交通事故で亡くした。その後、市営住宅に移り息子と二人暮らしをしながら、工場で部品製造のパートで生計を立てた。そのころの楽しみは、ベランダでわずかな野菜を育てることと、歌謡曲を口ずさむことだった。網膜色素変性症のため、50歳ごろから次第に視力低下が進み、60歳で全盲になり、仕事を辞めた。
3年前、食欲不振、脱水の症状で体調を崩し、その後ぼんやりする事が多くなり、火の後始末や身の回りのことが出来なくなってきた。息子の縁談もまとまったが、「迷惑はかけられない」と1年前、養護盲老人ホームに入所。その後次第に息子の名前も分からなくなってきた。息子の訪問も疎遠になり、Nさんは家に帰りたがっている。最近夜間、一人でぶつぶつ言いながら、つたい歩きをするようになった。
レクリエーション活動援助におけるNさんへの働きかけに関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 庭に出て季節の野菜に触れるように勧める。
  2. ジグソーパズルを勧める。
  3. 部品の組み立てを勧める。
  4. クラシック音楽の鑑賞を勧める。
  5. 息子の婚約者に会いに行くことを勧める。
答え

【 1 】

問題

[ 事例 ]
Nさん(72歳、女性、要介護3)は29歳で結婚、30歳で息子を出産直後に、夫を交通事故で亡くした。その後、市営住宅に移り息子と二人暮らしをしながら、工場で部品製造のパートで生計を立てた。そのころの楽しみは、ベランダでわずかな野菜を育てることと、歌謡曲を口ずさむことだった。網膜色素変性症のため、50歳ごろから次第に視力低下が進み、60歳で全盲になり、仕事を辞めた。
3年前、食欲不振、脱水の症状で体調を崩し、その後ぼんやりする事が多くなり、火の後始末や身の回りのことが出来なくなってきた。息子の縁談もまとまったが、「迷惑はかけられない」と1年前、養護盲老人ホームに入所。その後次第に息子の名前も分からなくなってきた。息子の訪問も疎遠になり、Nさんは家に帰りたがっている。最近夜間、一人でぶつぶつ言いながら、つたい歩きをするようになった。
生活意欲の向上へ向けたNさんへの声かけに関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 「買い物に行って見ませんか」
  2. 「息子さんを誕生会に招待してみませんか」
  3. 「カラオケで歌ってみませんか」
  4. 「散歩に出かけてみませんか」
  5. 「車いすに乗ってみませんか」
答え

【 5 】

問題

発達理論に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. エリクソン(Erikson.E.)は、「発達段階説」を唱えた。
  2. ワトソン(Watoson.J.)は、「成熟優位説」を唱えた。
  3. シュテルン(Stern.W.)は、「学習優位説」を唱えた。
  4. ピアジェ(Piaget.J.)は、「輻輳説」を唱えた。
  5. ゲセル(Gesell.A)は、「相互作用説」を唱えた。
答え

【 1 】

問題

老化が及ぼす心理的影響に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 老年期には、自我同一性の確立が顕著に現れる。
  2. 喪失体験を引き起こす原因の一つに定年退職がある。
  3. 経験や体験に基づく流動性知能が高まる。
  4. 感覚記憶から送られた情報は、半永久的に保持される。
  5. 老いを自覚することにより、他方への積極的な交流が増える。
答え

【 2 】

問題

高齢期のうつとその対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 身体症状とうつ病は関連性が少ない。
  2. 自殺につながる危険性は少ない。
  3. 意欲を高めるように周囲が励ます。
  4. 症状の回復後、仕事や家事への早期復帰を促す。
  5. 疲れたら休息を促し様子を見る。
答え

【 5 】

問題

施設における認知症高齢者の心理的安定を図るための対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 慣れ親しんだものより新しい便利なものを活用する。
  2. 居室の変更を頻繁に行なう。
  3. 食事では雰囲気作りより栄養摂取を優先する。
  4. 照明はできるだけ明るくする。
  5. 部屋の表示や目印を活用する。
答え

【 5 】

問題

事故等で手足を失った人の心理に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 幻視を感じる人の割合は、手足を失った人の50%以下である。
  2. 幻視は痛みを伴わない。
  3. 手足を失った事実の否認は、治療の受け入れを困難にする。
  4. 幻視は手や足が失われた直後に現れ、数週間で消失する。
  5. ないはずの手足の存在を訴えるのは、同情を引くためである。
答え

【 3 】

問題

アルコール依存症に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 離脱症状は短時間で消失するので、生活に支障を生じない。
  2. 家族などの周囲が飲酒量の多さを指摘すれば、依存を認める。
  3. 依存に気が付けば、自分で飲酒量をコントロールできる。
  4. セルフヘルプグループへの参加は、回復への支えとなる。
  5. 依存している場合でも、飲酒時の記憶は保持されている。
答え

【 4 】

問題

心理検査に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. YG性格検査は、未完成の文章を完成させる検査である。
  2. コース立方体組み合わせテストは、提示された図形を模写する検査である。
  3. パウムテストは、実のある木の絵を描画する検査である。
  4. 改訂長谷川式簡易知能評価スケールは、描画課題を含む検査である。
  5. PFスタディは、インクのしみを見せて反応を見る検査である。
答え

【 3 】

問題

箱庭療法に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 知能検査として使われることが多い。
  2. 作業の途中で助言しながら進めていく。
  3. 対象は子供である。
  4. 箱庭を作ることで退行が起きる。
  5. 箱庭を作ることがストレスや不安につながる。
答え

【 4 】

問題

家庭生活に関連する法制度についての次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 「児童虐待防止法」では、保護者以外の同居人による虐待は児童虐待には該当しないと規定している。
  2. 「DV防止法」では、夫婦間の暴力に対しては他者が介入できないとしている。
  3. 民法では、直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務があるとしている。
  4. 「高齢者虐待防止法」では、高齢者の財産を不当に処分しても高齢者虐待には該当しないと規定している。
  5. 成年後見制度では、民法における相続人の中から後見人を選択することとしている。
    (注)1「児童虐待防止法」とは、「児童虐待の防止等に関する法律」のことである。
    (注)2「DV防止法」とは、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」のことである。
    (注)3「高齢者虐待防止法」とは、「高齢者虐待の防止、高齢者の養後者に対する支援等に関する法律」のことである。
答え

【 3 】

問題

牛乳に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 牛乳のカルシウムと小魚のカルシウムの吸収率は、ほぼ等しい。
  2. 牛乳は殺菌後20℃以下で保存する事が定められている。
  3. 牛乳に用いた加工食品は、牛乳が含まれていることの表示が義務づけられている。
  4. 加熱した牛乳表面に生じる皮膜は、乳糖の変性によるものである。
  5. ロングライフ(LL)牛乳は、開封後も室温で保存できる。
答え

【 3 】

問題

油脂の劣化に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 豚脂・牛脂は、魚油よりも劣化しやすい。
  2. 直射日光下で劣化が促進される。
  3. 劣化は加熱温度に影響されない。
  4. 油脂の劣化が原因で食中毒が発生することはない。
  5. 油脂は劣化すると粘度が低くなる。
答え

【 2 】

問題

「日本食品標準成分表」による調味料100g当たりの食塩相当量に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 穀物酢は3.0gである。
  2. みりん風調味料は2.0gである。
  3. 淡色辛みそは6.0gである。
  4. こいくちしょうゆは8.0gである。
  5. うすくちしょうゆは16.0gである。
答え

【 5 】

問題

次の食品の内、嚥下障害のある高齢者にとって最も注意が必要なものを一つ選びなさい。

  1. 豆腐のあんかけ
  2. 煮こごり
  3. バナナペースト
  4. カステラ
  5. アイスクリーム
答え

【 4 】

問題

洗濯とアイロンがけに関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 綿の洗濯は、中性洗剤が適している。
  2. レーヨンの洗濯は、酸素洗剤が適している。
  3. ポリエステルの洗濯は、短時間での脱水が適している。
  4. 麻のアイロンがけは、低温が適している。
  5. 絹のアイロンがけは、高温が適している。
答え

【 3 】

問題

片麻痺のある在宅高齢者の転倒予防に配慮した住環境に関する次の記述のうち最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 夜間の移動に配慮して、足元に光源を設ける。
  2. 立ち上がりのために、床と水平な手すりを設ける。
  3. 麻痺のある側に広く空間を取るように、ベッドを配置する。
  4. 床からベッドのマットレス上部までの高さを、60cm程度にする。
  5. 敷居の段差を、じゅうたんで覆って解消する。
答え

【 1 】

問題

高齢者や障害者の住環境に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. シルバーハウジングの生活援助員は、日常的な身体介護を主たる業務とする。
  2. ユニット型特別養護老人ホームは、簡易な流し・調理設備を設けた共同生活室をユニット単位で整備する事が望ましい。
  3. 介護保険制度による、住宅改修費は、9割相当額が前払いで支給される。
  4. 「誰にとっても使いやすい」ユニバーサルデザインの考え方は、「障壁を除去する」バリアフリーの考え方より先に普及した。
  5. 特別寝台は、介護保険における福祉用具購入費の支給の対象となる。
答え

【 2 】

問題

神経系とその機能に関する次の組み合わせのうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 視床下部――――――記憶
  2. 延髄――――――――ホルモン分泌
  3. 下垂体―――――――呼吸
  4. 脛骨神経――――――手指の知覚
  5. 自律神経――――――心拍数調節
答え

【 5 】

問題

次のうち、冠動脈硬化の4大危険因子として、誤っているものを一つ選びなさい。

  1. 高血圧
  2. 喫煙
  3. 飲酒
  4. 糖尿病
  5. 脂質異常症(高脂血症)
答え

【 3 】

問題

胃潰瘍に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 痛みは空腹時に多い。
  2. 便に鮮血が混じる。
  3. カンビロバクターが一因である。
  4. 腹痛は心窩部に多い。
  5. 手術療法が優先される。
答え

【 4 】

問題

次のうち、肺結核の症状としてまれなものを一つ選びなさい。

  1. 高熱
  2. 寝汗
  3. 全身倦怠感
  4. やせ
  5. 咳嗽
答え

【 1 】

問題

高齢者に見られる排尿障害に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 腹圧性尿失禁は女性に多い。
  2. 薬剤による排尿障害はまれである。
  3. 男性では尿路の通過障害は少ない
  4. 膀胱炎では、悪寒戦慄を伴う。
  5. 前立腺がんによるものは減少している。
答え

【 1 】

問題

甲状腺機能低下症の特徴的な症状に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 寝汗をかく
  2. 活気がなくなる
  3. 動悸がする。
  4. 夜、眠れなくなる。
  5. 体重が減る。
答え

【 2 】

問題

院内・施設内感染の拡大防止に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の保菌者の居室では、履物を交換する。
  2. ノロウイルス感染症患者の嘔吐物は、塩素系消毒剤で消毒する。
  3. 非結核性(否定型)抗酸菌感染症の患者は、除圧制御ができる部屋に収容する。
  4. インフルエンザ患者には、高機能(N95タイプ)マスクを着用させる。
  5. 角化型(ノルウェー)疥癬患者は、個室管理しなくてもよい。
答え

【 2 】

問題

老人性難聴の特徴に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 突然発症する。
  2. 通常片側性である。
  3. 音量を上げると明瞭に聞き取れる。
  4. 低音域が特に聞き取りにくい。
  5. 有効な治療薬はない。
答え

【 5 】

問題

次のうち、高齢者に見られる血管の特徴として、誤っているものを一つ選びなさい。

  1. 血管壁の肥厚
  2. 血管壁の硬化
  3. 内腔の狭小化
  4. カルシウムの沈着
  5. 弾性繊維の増加
答え

【 5 】

問題

次のうち、廃用症候群として、誤っているものを一つ選びなさい。

  1. 静脈血栓症
  2. 骨祖鬆症
  3. 起立性低血圧
  4. 外反母趾
  5. 褥瘡
答え

【 4 】

問題

「我が国の人口とその将来推計」に関する記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 全人口は、今後40年減少し続ける。
  2. 14歳以下の年少人口は、今後20年以内に増加に転じる
  3. 15~64歳の生産年齢人口は、今後減少しない。
  4. 65歳以上の老年人口は、今後10年間は全人口の15%未満である。
  5. 65歳以上の老年人口が全人口に占める割合は、2025(平成37)年にピークを抑える。
    (注)「我が国の人口とその将来推計」とは、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(出生中位(死亡中位)推計)」(平成18年12月推計)のことである。
答え

【 1 】

問題

難病対策に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. イタイイタイ病に対する研究体制の整備が契機となって「難病対策要網」が定められた。
  2. がんは「難病対策要網」によって実施される対策の対象である。
  3. 特定疾患治療研究対象疾患については医療費の全額が公費で負担される。
  4. 地域保健法において、保健所の事業として難病対策が位置づけられている。
  5. 難病相談・支援センターが各市町村に整備されている。
答え

【 4 】

問題

精神疾患患者の治療や社会復帰に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 社会生活技能訓練(SST)は、行動療法理論に基づいて行なわれる。
  2. 日常生活の管理は、患者に一任する。
  3. 長期入院治療後は保健所が介入しなければならない。
  4. 抗精神病薬は、統合失調症の症状があるときだけ服用する。
  5. 睡眠薬の内服は、病状を悪化させる。
答え

【 1 】

問題

睡眠障害に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 睡眠障害の多くは遺伝性である。
  2. 早朝覚醒には、早い時間の就寝が有効である。
  3. 睡眠時無呼吸症候群は、痩せ型の人に多い。
  4. 不眠症は、うつ病では見られない。
  5. 加齢に伴い、不眠症は増加する。
答え

【 5 】

問題

アルツハイマー型認知症に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

  1. 意識障害がある。
  2. 知能障害がある
  3. 見当識障害がある
  4. 後天的障害である。
  5. 認知症の原因として最多である。
答え

【 1 】

問題

精神保健福祉制度に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 精神障害者の入院医療では、医療保護入院の形態が最も多い。
  2. 精神障害者の通院医療では、患者の自己負担は発生しない。
  3. 精神保健福祉センターは、精神保健福祉に関する複雑又は困難な相談を扱う。
  4. 保健所における精神保健福祉相談では、来所相談が最も多い。
  5. 精神障害は障害者自立支援法の対象となっていない。
答え

【 3 】

問題

介護福祉士の職業倫理に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 就寝時、利用者に添い寝をし、朝まで一緒に眠った。
  2. 研修会・学会における資料の利用者氏名は、匿名とした。
  3. 利用者の旧友から電話で問い合わせが合ったので、利用者の状態を話した。
  4. 勤務中に、携帯電話に私用メールがきたので返信した。
  5. 利用者の家族より、感謝の気持ちとして贈り物をいただいた。
答え

【 2 】

問題

息子の介護を受けている母親の腕に、つねられたようなあざを発見した訪問介護員の対応に関する記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 他にあざがないか観察した。
  2. 「大丈夫です」と言う母親の言葉を信じた。
  3. 事業所の上司に相談した。
  4. 息子の母親へのかかわりを観察した。
  5. 息子に介護負担感について聴いた。
答え

【 2 】

問題

介護計画の立案に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 本人の今までの暮らしに着目する。
  2. 本人が望む生活の実現を目指す
  3. 介護従事者の意向を優先する。
  4. 家族の意向を反映する。
  5. 状況に応じて変更する。
答え

【 3 】

問題

利用者が熱湯を下肢に浴びてしまった。介護従事者の行う応急処置に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. ズボンを脱がせる。
  2. 消毒をする。
  3. 水泡はつぶす。
  4. 軟膏を塗る。
  5. 水で冷やす
答え

【 5 】

問題

服薬の介助に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 舌下錠は噛み砕いて飲む。
  2. 大きいカプセルは中身を出して飲む。
  3. 飲みにくい散剤はオブラートに包む。
  4. 食間薬は食事の最中に飲む。
  5. 帖付剤(血管拡張剤)は毎日同じ部位に貼る。
答え

【 3 】

問題

介護記録に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 筆記用具として、鉛筆を用いた。
  2. 行なった介護記録に、記録者の署名をした。
  3. 利用者が、施設を退所するときに、利用者記録を破棄した。
  4. 記録者の憶測を含めて、利用者の反応を記録した。
  5. 訂正、記録を修正液で消してから行なった。
答え

【 2 】

問題

施設・団体等とその業務に関する次の組み合わせのうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 地域支援包括センター――――――虐待防止とその早期発見
  2. 居宅介護支援事業所―――――――身体障害者手帳の交付
  3. 社会福祉協議会――――――――介護認定審査会の設置
  4. 地域活動支援センター―――――――民生委員の任命
  5. 介護老人福祉施設―――――――――介護予防マネジメント
答え

【 1 】

問題

居宅介護における福祉用具の選定について、次のうち、介護福祉士の配慮すべき事項として、優先度の低いものを一つ選びなさい。

  1. 家屋の構造
  2. 家具の配置
  3. 利用者の身体状況
  4. 利用者の服薬状況
  5. 利用者の経済状況
答え

【 4 】

問題

利用者が「昨夜はよく眠れなかったの」と話しかけてきた。次の記述のうち、介護従事者の共感的な対応として、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 「たまには、眠れないこともあります」
  2. 「眠れないのは辛いですね」
  3. 見回りをした時には、寝ていらっしゃいましたよ。
  4. 「すぐ看護師に連絡をしておきます」
  5. 「しばらく寝ていた方がよいですね」
答え

【 2 】

問題

次のうち、体温上昇する要因として、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 食事
  2. 入浴
  3. 運動
  4. 睡眠
  5. 興奮
答え

【 4 】

問題

次のうち、介護保険制度の貸与の対象となる福祉用具として、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 腰掛便座
  2. 簡易浴槽
  3. 歩行補助つえ
  4. 入浴用介助ベルト
  5. 移動用リフトのつり具
答え

【 3 】

問題

安定した姿勢を保持する方法に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 立位では、両足をそろえる。
  2. 椅座位(いざい)では、利き手側の肘掛に体重をかける。
  3. つえを使った立位では、つえを身体に密着させる。
  4. ベッドの端に腰掛ける座位では、足底面を床につける。
  5. 側臥位(そくがい)では、身体をまっすぐにする。
答え

【 4 】

問題

高齢者の脱水の症状に関する次の記述のうち、適切ではないものを一つ選びなさい。

  1. 尿量が減少する。
  2. わきの下の湿り気がなくなる。
  3. 体温が低下する。
  4. まなざしがうつろになる。
  5. 舌が乾燥する。
答え

【 3 】

問題

施設に入所中の利用者に下痢症状が見られた場合の介護に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 医療従事者に報告する。
  2. 水分摂取を制限する。
  3. 排便後、陰部洗浄を行なう。
  4. 腹部を冷やさないようにする。
  5. 食事内容を確認する。
答え

【 2 】

問題

施設に入所中の利用者の衣服の着脱介助に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 入浴時に着替えればよい。
  2. 着替える前に体調を確かめる。
  3. 居室内のカーテンは開けておく。
  4. 仰向けの姿勢で行なうように勧める。
  5. 介護従事者の好みで衣服を決める。
答え

【 2 】

問題

自分で体位変換ができない利用者の介助に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 痛みがあるので体位変換は行なわなかった。
  2. 眼を閉じていたので声をかけずに体位変換を行なった。
  3. 身体とマットレスとの間にできた空間はそのままにした。
  4. 今の状態を楽だと言ったので4時間後に体位を変えた。
  5. 利用者が心地よいと感じる体位にした。
答え

【 5 】

問題

次のうち、高齢者の口腔ケアの目的として、間違っているものを一つ選びなさい。

  1. 唾液の分泌の抑制
  2. 口臭の改善
  3. 誤嚥性肺炎の予防
  4. 歯周病の予防
  5. 食欲の増進
答え

【 1 】

問題

応急手当に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 低温やけどは、損傷部分を温める。
  2. 手からの出血は、出血部位を心臓より低くする。
  3. 骨折は、正常の位置に戻して固定する。
  4. すり傷は、水道水で十分に洗い流す。
  5. 食物をのどに詰まらせたときは、まずハイムリック法を行う。
答え

【 4 】

問題

介護の記録管理に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 介護記録の共有は、介護職員内にとどめる。
  2. 個人情報のデータベース管理には、パスワードを使う。
  3. 家族が情報開示を求めた場合、保管場所への入室を認める。
  4. 介護記録の保管の責任は、記録者にある。
  5. ケースカンファレンスに出された介護記録は、個人管理とする。
答え

【 2 】

問題

[ 事例 ]
Eさん(70歳、女性)は、5年前に脳梗塞となった。右片麻痺の後遺症があり、2年前から介護老人福祉施設に入所している。
移動は車いすを使用し日中はトイレ、夜間はポータブルトイレで介助を受けながら排泄し、失禁はなかった。娘が頻繁に面会に来ていたが、半年前からがんの治療のため、面会に来る事ができなくなった。そのころからEさんの活気がなくなってきた。食事はスプーンを使用し自立しているが、次第に食事量が少なくなってきている。もともと風呂好きであったが、最近入浴を拒みがちである。また、日中でもベッドで眠っている事が目立ち、行事への参加を促しても「いやです」と言う。
Eさんの日常生活支援の方針に関する次の記述のうち最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 食事は全介助で行なう。
  2. 日中の睡眠時には起さない。
  3. 入浴は勧めない。
  4. 排便後は陰部洗浄をする。
  5. 一人でいられる環境にする。
答え

【 4 】

問題

[ 事例 ]
Eさん(70歳、女性)は、5年前に脳梗塞となった。右片麻痺の後遺症があり、2年前から介護老人福祉施設に入所している。
移動は車いすを使用し日中はトイレ、夜間はポータブルトイレで介助を受けながら排泄し、失禁はなかった。娘が頻繁に面会に来ていたが、半年前からがんの治療のため、面会に来る事ができなくなった。そのころからEさんの活気がなくなってきた。食事はスプーンを使用し自立しているが、次第に食事量が少なくなってきている。もともと風呂好きであったが、最近入浴を拒みがちである。また、日中でもベッドで眠っている事が目立ち、行事への参加を促しても「いやです」と言う。
Eさんは最近、昼夜を問わず紙おむつを使用することを望むようになった。Eさんへの支援の方法に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 紙おむつを使用する。
  2. トイレへの誘導は意図的に行なわない。
  3. 就寝前の水分摂取を制限する。
  4. 留置カテーテルの使用について医療職と相談する。
  5. 排泄の間隔を観察する。
答え

【 5 】

問題

[ 事例 ]
Eさん(70歳、女性)は、5年前に脳梗塞となった。右片麻痺の後遺症があり、2年前から介護老人福祉施設に入所している。
移動は車いすを使用し日中はトイレ、夜間はポータブルトイレで介助を受けながら排泄し、失禁はなかった。娘が頻繁に面会に来ていたが、半年前からがんの治療のため、面会に来る事ができなくなった。そのころからEさんの活気がなくなってきた。食事はスプーンを使用し自立しているが、次第に食事量が少なくなってきている。もともと風呂好きであったが、最近入浴を拒みがちである。また、日中でもベッドで眠っている事が目立ち、行事への参加を促しても「いやです」と言う。
娘さんが来なくなり、Eさんは最近「生きていてもしょうがない」と言うことが多くなってきた。このようなEさんへの対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びましょう。

  1. 「元気出しましょうね」
  2. 「娘さんの病気が心配ですね」
  3. 「お風呂に入って気分転換しませんか」
  4. 「まず体の状態をよくしましょう」
  5. 「そんなこと言わないでください」
答え

【 2 】

問題

[ 事例 ]
Fさん(75歳、男性、要支援2)は、70歳の時に脳梗塞で入院した。右片麻痺が残ったが、つえと補装具を利用して室内歩行が介助にて可能になり、3か月後に退院して自宅に戻った。
その後週1回の訪問介護を利用しながら、妻(70歳)と2人で生活をしている。Fさんは水分を摂取するとむせることが多い。また頻尿もある。自分で座位を保持でき、出された食事は自分でとることができるが、それ以外は介助が必要である。妻は腰痛の持病があるが、献身的にFさんの介護に努めている。最近、訪問介護員が訪問すると、Fさんのトイレまでの介助を妻はかろうじて行っており、Fさんはベッドに臥床している状態が多くみられるようになってきた。
Fさんの起居・歩行介助に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 立ち上がるときは、右上肢を介助者の肩に乗せる。
  2. 立ち上がるときは、補装具を着用する。
  3. 立ち上がるときは、体幹を十分に前屈させる。
  4. 歩行の時は、つえ→右足→左足→の順に出す。
  5. 歩行の時は、Fさんの右側から介助する。
答え

【 1 】

問題

[ 事例 ]
Fさん(75歳、男性、要支援2)は、70歳の時に脳梗塞で入院した。右片麻痺が残ったが、つえと補装具を利用して室内歩行が介助にて可能になり、3か月後に退院して自宅に戻った。
その後週1回の訪問介護を利用しながら、妻(70歳)と2人で生活をしている。Fさんは水分を摂取するとむせることが多い。また頻尿もある。自分で座位を保持でき、出された食事は自分でとることができるが、それ以外は介助が必要である。妻は腰痛の持病があるが、献身的にFさんの介護に努めている。最近、訪問介護員が訪問すると、Fさんのトイレまでの介助を妻はかろうじて行っており、Fさんはベッドに臥床している状態が多くみられるようになってきた。
次のうちFさんのおやつとして、適切なものを一つ選びなさい。

  1. にんじんスティック
  2. 清涼飲料水
  3. とうもろこし
  4. プリン
  5. ピーナッツ
答え

【 4 】

問題

[ 事例 ]
Fさん(75歳、男性、要支援2)は、70歳の時に脳梗塞で入院した。右片麻痺が残ったが、つえと補装具を利用して室内歩行が介助にて可能になり、3か月後に退院して自宅に戻った。
その後週1回の訪問介護を利用しながら、妻(70歳)と2人で生活をしている。Fさんは水分を摂取するとむせることが多い。また頻尿もある。自分で座位を保持でき、出された食事は自分でとることができるが、それ以外は介助が必要である。妻は腰痛の持病があるが、献身的にFさんの介護に努めている。最近、訪問介護員が訪問すると、Fさんのトイレまでの介助を妻はかろうじて行っており、Fさんはベッドに臥床している状態が多くみられるようになってきた。
最近になってFさんの妻が、「夜、何度もトイレに呼ばれて大変。持病の腰痛も悪化するし、疲れもたまって介護がつらい」と訪問介護員に訴えるようになった。
訪問介護員の妻への対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 「訪問介護の訪問日数を増やしましょうか」
  2. 「夜は、おむつをするようにしましょう」
  3. 「夜、大変なので昼の介護はしなくていいです」
  4. 「そのうち腰痛もよくなりますから頑張りましょう」
  5. 「他のサービスの利用などケアマネジャーと相談してみてはいかがですか」
答え

【 5 】

問題

[ 事例 ]
Gさん(85歳、女性)は、夫(88歳)との2人暮らしである。子供3人はいずれも独立して県外に住んでいる。3か月ほど前に玄関先の段差につまずき転倒した。左大腿骨頚部骨折と診断され入院し、手術を受けた。その後の経過は順調で、車いすでの自走ができるまでに回復した。何かにつかまれば2m程度なら歩行できる。ベッド横でポータブルトイレを使用して、一部介助で排泄している。食事や衣服の着脱、歯磨きも座った状態であれば一人でできる。「家に帰り夫の食事をつくりたい」というGさんの強い要望で、退院した。夫は「また転ぶのではないか」と思っている。
退院前に、週2回の訪問介護サービスが計画された。
退院後3日目に、訪問介護員が初めて訪問した。Gさんはパジャマ姿で寝たままの状態で、夫から食事介助を受けていた。ベッドの横には汚れたオムツがそのまま置いてあった。次のうち、訪問介護員が確認する事項として、優先度の高いものを一つ選びなさい。

  1. Gさんと夫の表情や動作
  2. 入院中の状態
  3. Gさんの好きな食べ物
  4. 家屋の構造
  5. 子どもや孫のこと
答え

【 1 】

問題

[ 事例 ]
Gさん(85歳、女性)は、夫(88歳)との2人暮らしである。子供3人はいずれも独立して県外に住んでいる。3か月ほど前に玄関先の段差につまずき転倒した。左大腿骨頚部骨折と診断され入院し、手術を受けた。その後の経過は順調で、車いすでの自走ができるまでに回復した。何かにつかまれば2m程度なら歩行できる。ベッド横でポータブルトイレを使用して、一部介助で排泄している。食事や衣服の着脱、歯磨きも座った状態であれば一人でできる。「家に帰り夫の食事をつくりたい」というGさんの強い要望で、退院した。夫は「また転ぶのではないか」と思っている。
退院前に、週2回の訪問介護サービスが計画された。
Gさんの生活動作の低下を防ぐための援助に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 夫とともに下肢の筋力トレーニングを行う。
  2. 天気の良い日に車いすで外に出る。
  3. 電動エアマットの使用を勧める。
  4. 一定時間ベッドの端に腰掛けることを勧める。
  5. 食事内容に小魚類を多くとるように勧める。
答え

【 3 】

問題

[ 事例 ]
Gさん(85歳、女性)は、夫(88歳)との2人暮らしである。子供3人はいずれも独立して県外に住んでいる。3か月ほど前に玄関先の段差につまずき転倒した。左大腿骨頚部骨折と診断され入院し、手術を受けた。その後の経過は順調で、車いすでの自走ができるまでに回復した。何かにつかまれば2m程度なら歩行できる。ベッド横でポータブルトイレを使用して、一部介助で排泄している。食事や衣服の着脱、歯磨きも座った状態であれば一人でできる。「家に帰り夫の食事をつくりたい」というGさんの強い要望で、退院した。夫は「また転ぶのではないか」と思っている。
退院前に、週2回の訪問介護サービスが計画された。
次のうち、Gさんの退院時の要望を実現するための援助として、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 一人での歩行練習
  2. 立ったままでの歯磨き
  3. 車いすでの訪問介護員との調理
  4. 普段着への着替え
  5. ポータブルトイレでの排泄
答え

【 3 】

問題

次のうち、脱水により起こりやすい疾患として、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 慢性肝炎
  2. 尿路感染症
  3. 逆流性食道炎
  4. 前立腺肥大症
  5. 脳出血
答え

【 2 】

問題

次のうち、寝たきり高齢者に起こりやすい状態として、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 血圧上昇
  2. 体温上昇
  3. 骨密度増加
  4. 食欲増進
  5. 抑うつ
答え

【 5 】

問題

寝たきりによる合併症とその予防に関する次の組み合わせのうち、適切なものを一つ選びなさい

  1. 間接拘縮―――――――カルシウムの摂取
  2. 残尿―――――――――水分の制限
  3. 精神機能低下―――――個室への移動
  4. 起立性低血圧―――――座位の訓練
  5. 便秘―――――――――浣腸の実施
答え

【 4 】

問題

施設で生活する認知症高齢者の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 廊下で見かけたので、後ろから声をかけ呼び止めた。
  2. 家を思い出す品物は家屋に持ち帰ってもらった。
  3. 食事の準備を手伝う様子が見られたので、箸を並べてもらった。
  4. 何度も同じ事を聞くので、「さっきも聞きましたよ」と答えた。
  5. 外へ行こうとしたため、「部屋の中にいてください」と言った。
答え

【 3 】

問題

視覚障害の原因疾患とその特徴に関する次の組み合わせのうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 糖尿病性網膜症――――――網膜出血
  2. 緑内障――――――――――網膜視細胞変性
  3. 白内障――――――――――眼圧上昇
  4. 網膜色素変性症――――――ぶどう膜炎
  5. ベーチエット病―――――――水晶体白濁
答え

【 1 】

問題

耳の構造とその機能に関する次の組み合わせのうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 外耳―――――平衡感覚にかかわる
  2. 鼓膜―――――音を集める
  3. 中耳―――――気圧の調節をする
  4. 鼓室―――――音を電気信号に変える
  5. 内耳―――――音を振動させる
答え

【 3 】

問題

聴覚障害者のコミュニケーション手段に関する記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 筆談は、短時間で微妙なニュアンスを伝えることができる。
  2. 初めて補聴器を装着したときから健聴者のように聞こえる。
  3. 高齢になってからの中途失聴者には、手話や指文字が適している。
  4. 残存聴力のある場合には、人工内耳が効果的である。
  5. フアックスやメールは、通信手段として有効である。
答え

【 5 】

問題

次のうち、腰髄損傷のある人の褥瘡の発生部位として、誤っているものを一つ選びなさい。

  1. 肩甲骨部
  2. 外果部
  3. 仙骨部
  4. 踵骨部
  5. 坐骨結節部
答え

【 1 】

問題

腎臓機能障害で血液透析療法を行っている利用者の日常生活の支障に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 塩分は10g/日を目安にするように説明した。
  2. 透析後に入浴するように説明した。
  3. 生野菜を食べるように説明した。
  4. 水分摂取量は医師の指示を守るように説明した
  5. 外出は避けるように説明した。
答え

【 4 】

問題

精神障害者の生活支援に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 精神障害者同士の交流を避けるように助言する。
  2. 一人暮らしは避けるように助言する。
  3. 本人の事は家族に決定してもらう。
  4. 外出などの予定に応じて薬の量を調節するように助言する。
  5. 幻聴は否定せず本人にとっての事実として認める。
答え

【 5 】

問題

居宅生活での転倒予防に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. スリッパを履くように指導する。
  2. 玄関マットを敷くように指導する。
  3. 段差に目印を付けるように指導する。
  4. 目の粗いじゅうたんを敷くように指導する。
  5. 夜間のトイレに起きたときの照明は明るい方がよいと指導する。
答え

【 3 】

問題

[ 事例 ]
Hさん(75歳、女性)は、結腸がんのため2年前に下行結腸ストマ造設手術を行った。その後一人で生活をし、ストマ自己管理や身の回りの事ができていたが、身寄りがないのでケアハウスで生活するようになった。前向きに生きていこうと考え、買い物や映画鑑賞にもよく出かけていた。Hさんは、元来几帳面(きちょうめん)な性格であるため、ストマの管理に関する注意事項を守ろうと努力しているが、現在少しお腹が張ると訴えている。2週間前に買い物に出かけた後から元気がなく、自室にこもり、入浴しなくなった。また、ストマの自己管理もおぼつかなくなってきており、ストマ周辺の皮膚にびらんが見られるようになった。
次のうち、Hさんの通常の便の性状として、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 液状便
  2. 液状便~粥状便
  3. 粥状便~軟便
  4. 軟便~固形弁
  5. 硬便
答え

【 4 】

問題

[ 事例 ]
Hさん(75歳、女性)は、結腸がんのため2年前に下行結腸ストマ造設手術を行った。その後一人で生活をし、ストマ自己管理や身の回りの事ができていたが、身寄りがないのでケアハウスで生活するようになった。前向きに生きていこうと考え、買い物や映画鑑賞にもよく出かけていた。Hさんは、元来几帳面(きちょうめん)な性格であるため、ストマの管理に関する注意事項を守ろうと努力しているが、現在少しお腹が張ると訴えている。2週間前に買い物に出かけた後から元気がなく、自室にこもり、入浴しなくなった。また、ストマの自己管理もおぼつかなくなってきており、ストマ周辺の皮膚にびらんが見られるようになった。
Hさんの日常生活支援に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. ヨーグルトを勧めた
  2. 栄養不足に注意した。
  3. 皮膚保護剤を貼りかえた。
  4. かかりつけ医に連絡をした。
  5. 入浴を勧めた。
答え

【 3 】

問題

[ 事例 ]
Hさん(75歳、女性)は、結腸がんのため2年前に下行結腸ストマ造設手術を行った。その後一人で生活をし、ストマ自己管理や身の回りの事ができていたが、身寄りがないのでケアハウスで生活するようになった。前向きに生きていこうと考え、買い物や映画鑑賞にもよく出かけていた。Hさんは、元来几帳面(きちょうめん)な性格であるため、ストマの管理に関する注意事項を守ろうと努力しているが、現在少しお腹が張ると訴えている。2週間前に買い物に出かけた後から元気がなく、自室にこもり、入浴しなくなった。また、ストマの自己管理もおぼつかなくなってきており、ストマ周辺の皮膚にびらんが見られるようになった。
次の会話を参考に、立案した介護計画に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
職員「1週間ぐらい前にHさんと話したときに、外出することに不安があるとおっしゃってました」
主任「不安の原因は分かりましたか」
職員「他の人に嫌な思いをさせなくないと思っているようです。外出した時に情けない思いをしたことがあったようです」
主任「Hさんは前向きな人ですから、少しずつ以前のような生活に戻ってほしいと思っています」
職員「どうすればHさんが安心して外出できるか、Hさんと一緒に考えて見ます」

  1. 外出先のトイレの位置を確認する。
  2. 外出する前日の食事を減らす。
  3. 外出時に予備の装具を持参する。
  4. 外出時に消臭剤を持参する。
  5. 外出時に予備の下着を持参する。
答え

【 2 】

問題

[ 事例 ]
右利きの女性、Jさん(38歳)は、1年前に交通事故で脳の右半球に損傷を負い、重度の片麻痺と高次脳機能障害と診断を受けた。3か月前より、身体障害者更生施設に入所している。日中活動では立位安定の機能訓練が行われている。食事は自立しているが、排泄、入浴などの日常生活には介助が必要である。午後は、自分で車いすを操作し、花壇の見えるところまで室内を移動してる。休日には夫と娘が面会に来ており、一緒に野外の散歩を楽しんでいる。
次の記述のうち、Jさんの行為として出現しないものを一つ選びなさい。

  1. 車椅子のブレーキを掛け忘れる。
  2. 車椅子が左側の物にぶつかる。
  3. 施設内で迷子になる。
  4. 左手で本のページをめくる。
  5. 衣服を裏返しに着てしまう。
答え

【 4 】

問題

[ 事例 ]
右利きの女性、Jさん(38歳)は、1年前に交通事故で脳の右半球に損傷を負い、重度の片麻痺と高次脳機能障害と診断を受けた。3か月前より、身体障害者更生施設に入所している。日中活動では立位安定の機能訓練が行われている。食事は自立しているが、排泄、入浴などの日常生活には介助が必要である。午後は、自分で車いすを操作し、花壇の見えるところまで室内を移動してる。休日には夫と娘が面会に来ており、一緒に野外の散歩を楽しんでいる。
花壇を見ていたJさんが車いすから立とうとして転倒した。転倒防止に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 立位動作の支援は訓練時に限定する。
  2. 車いすにY字帯をつける。
  3. 車いすに離床センサーをつける。
  4. 日々の散歩の付き添いは家族に任せる。
  5. 車いすの使用時間を限定する。
答え

【 3 】

問題

[ 事例 ]
右利きの女性、Jさん(38歳)は、1年前に交通事故で脳の右半球に損傷を負い、重度の片麻痺と高次脳機能障害と診断を受けた。3か月前より、身体障害者更生施設に入所している。日中活動では立位安定の機能訓練が行われている。食事は自立しているが、排泄、入浴などの日常生活には介助が必要である。午後は、自分で車いすを操作し、花壇の見えるところまで室内を移動してる。休日には夫と娘が面会に来ており、一緒に野外の散歩を楽しんでいる。
娘さんの卒業式が2週間後にあり、Jさんは出席を希望している。家族は、「出席させたいが心配である」と話している。家族への支援に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 式の終了まで参列できるように励ます。
  2. 事故が発生した場合の対処を相談しておく。
  3. 車いす対応が可能な車で行くように勧める。
  4. 車いす移動や排泄の介助を練習してもらう。
  5. 会場の環境、設備を事前に確認するように勧める。
答え

【 1 】

問題

[ 事例 ]
Kさん(70歳、男性)は単身生活をしていた。10年前に慢性閉塞性肺疾患と診断され治療を続けてきた。3か月前呼吸困難となり入院したが、2週間前に退院し在宅酸素療法が開始された。
介護保険認定は、要介護2であった。退院後は共働きの長男夫婦がKさん宅に同居することになった。週2回程度の入浴を許可されているが、長男夫婦は鼻カニューレをしながらの入浴介助に不安があり、自分達では行っていない。Kさんは、同居期間が短い長男の妻に対して遠慮することも多く、昼食の準備は自分で行おうとしているが、食欲がないと食事を摂取しない時がある。
退院時、訪問看護と訪問介護が導入された。訪問介護では生潔保持、調理介助、月1回の通院介助が行われている。
次のうち、Kさんの食事に対する助言として、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 食事は、ゆっくり摂取する。
  2. 水分摂取は、痰の排出を助ける。
  3. 高カロリーのものを多く摂取する。
  4. 食事は、回数を増やして摂取する。
  5. 食欲がなく食事が進まない場合は間食をとる。
答え

【 3 】

問題

[ 事例 ]
Kさん(70歳、男性)は単身生活をしていた。10年前に慢性閉塞性肺疾患と診断され治療を続けてきた。3か月前呼吸困難となり入院したが、2週間前に退院し在宅酸素療法が開始された。
介護保険認定は、要介護2であった。退院後は共働きの長男夫婦がKさん宅に同居することになった。週2回程度の入浴を許可されているが、長男夫婦は鼻カニューレをしながらの入浴介助に不安があり、自分達では行っていない。Kさんは、同居期間が短い長男の妻に対して遠慮することも多く、昼食の準備は自分で行おうとしているが、食欲がないと食事を摂取しない時がある。
退院時、訪問看護と訪問介護が導入された。訪問介護では生潔保持、調理介助、月1回の通院介助が行われている。
Kさんの通院介助に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 余裕をもったスケジュールを立てる。
  2. 携帯用酸素ボンベの残量を確認しておく。
  3. 呼吸困難があるときには休息をとる。
  4. 肺機能訓練のために階段昇降を行う。
  5. 帰宅後はうがいと手洗いを励行する。
答え

【 4 】

問題

[ 事例 ]
Kさん(70歳、男性)は単身生活をしていた。10年前に慢性閉塞性肺疾患と診断され治療を続けてきた。3か月前呼吸困難となり入院したが、2週間前に退院し在宅酸素療法が開始された。
介護保険認定は、要介護2であった。退院後は共働きの長男夫婦がKさん宅に同居することになった。週2回程度の入浴を許可されているが、長男夫婦は鼻カニューレをしながらの入浴介助に不安があり、自分達では行っていない。Kさんは、同居期間が短い長男の妻に対して遠慮することも多く、昼食の準備は自分で行おうとしているが、食欲がないと食事を摂取しない時がある。
退院時、訪問看護と訪問介護が導入された。訪問介護では生潔保持、調理介助、月1回の通院介助が行われている。
長男夫婦に入浴介助の方法を指導する際の留意点に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 時間をかけてゆっくり入浴する。
  2. 口唇が紫色の場合は入浴しない
  3. 身体を洗うときは、全介助で行う。
  4. 首まで湯につかる。
  5. 入浴後は冷房のきいた部屋で休む。
答え

【 2 】

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