次の事例は、介護老人福祉施設におけるレクリエーション活動援助の場面である。
事例を読んで、問題38から問題40までについて答えなさい。
事例
Aさん(80歳、女性、元教員)は2年前に脳梗塞を起こしたことにより、認知症と右片麻痺がみられ、利き手だった右手は動かないが、杖をついての歩行は可能である。認知症の程度や理解力の低下が進んできたので、1か月前に介護老人福祉施設に入所した。Aさんは、施設生活になかなかなじめず、また生活にも張りがなく、終日ベッド上での生活を送っている。俳句、菓子作り、散歩の趣味があるなどというアセスメントに基づき、レクリエーション担当の職員は、Aさんが少しでも早く施設の生活に慣れた、QOL(生活の質)を高めるためにレクリエーションプログラムの立案を開始した。
Aさんに対する菓子作りのレクリエーション活動援助に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
- 補助具を用いて、左手だけで道具が使えるように工夫した。
- 右手が動かないので、菓子を作るより食べることをすすめた。
- まずは得意な菓子の中から簡単にできるものを一緒に選んで作った。
- 菓子作りの楽しさを思い出してもらうために、作り方を教えてもらうという態度を織り交ぜつつ援助した。
| A | B | C | D |
1 | ○ | × | ○ | ○ |
2 | ○ | × | × | × |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |