第32回 管理栄養士の過去問と解答を全問題表示しています。
- 地域住民を対象とした減塩教室の実施--- PDCA サイクルのC(Check)
- 高血圧症患者に対する減塩の食事療法--- ポピュレーションアプローチ
- 一般家庭への減塩食品の普及--- ハイリスクアプローチ
- マスメディアを用いた減塩キャンペーン--- 一次予防
- 減塩指導の高血圧予防効果に関するメタアナリシス--- インフォームド・コンセント
【 解答:4 】
- 微小粒子状物質は、大気に浮遊する粒径10 nm 以下の粒子をいう。
- 二酸化硫黄の主な発生源は、自動車の排気ガスである。
- 光化学オキシダントの環境基準達成率は、90% を超える。
- ジクロロメタンは、主にクリーニング用洗浄剤として使用される。
- ベンゼンは、白血病の原因となる。
【 解答:5 】
- 白内障
- 白血病
- 胎児の障害
- 皮膚の紅斑
- 皮膚がん
【 解答:4 】
- 平均寿命と健康寿命の差は、女性より男性の方が大きい。
- 平均寿命が延伸した理由に、乳児死亡率の低下がある。
- 特定死因を除去した場合の平均寿命の延びが最も大きい死因は、心疾患である。
- 老年人口割合の増加にも関わらず、老年人口指数は低下している。
- 周産期死亡においては、死産数よりも早期新生児死亡数の方が多い。
【 解答:2 】
ある地域の40 歳以上の男性を対象としたコホート研究において、喫煙群と非喫煙群を各々20 万人年観察し、疾患A、B の罹患者の人数を調査した結果を表にまとめた。喫煙と疾患A および疾患B との関連に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。
- 4 万人を5 年間追跡した場合と、5 万人を4 年間追跡した場合の観察人年は同じである。
- 喫煙による疾患A の相対危険は、0.10 である。
- 喫煙による相対危険は、疾患A より疾患B が大きい。
- 喫煙群における罹患者数は、疾患B より疾患A で多い。
- 禁煙による寄与危険は、疾患A より疾患B が大きい。
【 解答:解答無し 】
- 研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に従う。
- 研究参加の同意は、研究対象者から資料や生体試料を得る前でなければならない。
- 研究対象者は、研究参加を一度同意すると撤回できない。
- 研究対象者の個人情報は、適切に保護されなければならない。
- 研究者は、継続して研究倫理に関する教育や研修を受けなければならない。
【 解答:3 】
- 健康づくりのための身体活動基準2013 では、小児の身体活動の基準値が示されている。
- 3 メッツ以上の身体活動でなければ、健康に対する効果は得られない。
- 身体活動・運動は、結腸がんのリスクを低減する。
- 身体活動・運動は、骨格筋のインスリン抵抗性を高める。
- 身体活動・運動は、HDL コレステロール値を低下させる。
【 解答:3 】
- 長期にわたる多量飲酒は、骨粗鬆症のリスク因子である。
- 適正飲酒は、HDL コレステロール値を低下させる。
- アルコール依存症の発症リスクは、飲酒開始年齢と関係がない。
- 総死亡の相対危険は、飲酒量がゼロの時に最も低い。
- 飲酒した未成年者は、未成年者飲酒禁止法により罰せられる。
【 解答:1 】
- 肝がん
- 子宮体がん
- 胃がん
- 成人T 細胞白血病
- 乳がん
【 解答:14 】
- 日本整形外科学会が最初に提唱した概念である。
- 運動器の障害のために、要介護リスクが高くなった状態のことである。
- 健康日本2 1(第二次)では、有病率を減少させる目標が設定されている。
- 2 ステップテストは、診断に用いられる。
- 予防には、アクティブガイドのプラス・テンが勧められている。
【 解答:3 】
- コレラ
- 結核
- アメーバ赤痢
- レジオネラ症
- 日本脳炎
【 解答:2 】
- 都道府県が実施主体として行う。
- 65 歳以上の者のインフルエンザ予防接種は、努力義務である。
- 小児の肺炎球菌予防接種は、努力義務である。
- 風しんの初回接種は、中学校1 年生に相当する年齢時に行う。
- 結核のワクチン(BCG)は、不活化ワクチンである。
【 解答:3 】
- 1 人当たりの国民医療費は、30 万円を超えている。
- 65 歳以上の1 人当たりの国民医療費は、65 歳未満の約2 倍である。
- 国民医療費は、公費負担分を含まない。
- 国民医療費は、正常な妊娠や分娩に要する費用を含む。
- 傷病分類別医科診療医療費では、「悪性新生物」の割合が最も多い。
【 解答:1 】
- 障害者支援施設は、社会福祉施設である。
- 居宅介護は、障害者総合支援法によるサービスに含まれる。
- 自立支援サービスの申請は、国に対して行う。
- 難病患者は、障害者総合支援法の対象に含まれる。
- 自立支援医療は、障害者総合支援法に含まれる。
【 解答:3 】
- 第二次世界大戦後、初めて設置された。
- 健康増進法に基づいて設置されている。
- 管轄人口は、50 万人以上と定められている。
- 要介護認定を行う。
- 食中毒発生時に、現地で疫学調査を行う。
【 解答:5 】
- 被保険者は、20 歳以上の者である。
- 手すりの取付けの住宅改修は、給付対象になる。
- 予防給付の対象者は、要介護1 、要介護2 に該当する者である。
- 利用するサービスは、利用者自身が選択・決定できない。
- 管理栄養士による居宅療養管理指導料は、医師の指示なく算定できる。
【 解答:2 】
- 有機溶剤健康診断
- 石綿健康診断
- 海外派遣労働者の健康診断
- 給食従業員の検便
- じん肺健康診断
【 解答:34 】
- クエン酸回路 --- 細胞質ゾル
- b 酸化 --- リボソーム
- たんぱく質合成 --- プロテアソーム
- 電子伝達系 --- ミトコンドリア
- 解糖 --- ゴルジ体
【 解答:4 】
- ドコサヘキサエン酸は、中鎖脂肪酸である。
- アラキドン酸は、n3系脂肪酸である。
- ジアシルグリセロールは、複合脂質である。
- 胆汁酸は、ステロイドである。
- スフィンゴリン脂質は、グリセロールを含む。
【 解答:4 】
- ミカエリス定数(Km)が小さいほど、酵素と基質の親和性が低い。
- アポ酵素は、単独で酵素活性をもつ。
- 化学反応における活性化エネルギーは、酵素によって低下する。
- 酵素の反応速度は、至適pH で最小となる。
- 律速酵素は、代謝経路で最も速い反応に関与する。
【 解答:3 】
- 腎臓は、糖新生を行わない。
- 筋肉は、糖新生を行う。
- インスリンは、肝細胞のグルコース輸送体(GLUT 2)に作用する。
- ホルモン感受性リパーゼの活性は、インスリンによって抑制される。
- 過剰なアルコール摂取により、血清トリグリセリド値は低下する。
【 解答:4 】
- 細胞外液のpH は、7.0 に維持されている。
- 体液の浸透圧は、9 % の食塩水の浸透圧に等しい。
- 体温は、1 日のうちで早朝に最も高い。
- メラトニンは、概日リズム(サーカディアンリズム)に関係する。
- 消化管の運動は、交感神経の興奮で亢進する。
【 解答:4 】
- 細胞分裂を繰り返すと、テロメアは長くなる。
- プログラム化された細胞死を、ネクローシスという。
- 加齢に伴い、細胞内水分量は増加する。
- 加齢に伴う臓器の萎縮を、廃用性萎縮という。
- 脳血管疾患は、認知症の原因になる。
【 解答:5 】
- ショック状態では、血圧が上昇している。
- 低血糖になると、交感神経が刺激される。
- チアノーゼは、貧血で出現しやすい。
- 体重は、バイタルサイン(生命徴候)に含まれる。
- 浮腫は、血漿膠質浸透圧の上昇により出現する。
【 解答:2 】
- 肥満者は、インスリン感受性が高い。
- 肥満者は、レプチンの分泌が低下している。
- 二次性肥満は、原発性肥満より多い。
- クッシング症候群は、中心性肥満を起こす。
- メタボリックシンドロームの診断基準項目に、BMI が含まれる。
【 解答:4 】
- 主細胞でつくられる。
- 分泌が低下すると、鉄の吸収は低下する。
- 迷走神経の興奮は、分泌を抑制する。
- ヒスタミンは、分泌を抑制する。
- セクレチンは、分泌を促進する。
【 解答:2 】
- 潰瘍性大腸炎では、大腸がんのリスクが高まる。
- クローン病では、肛門病変はみられない。
- 過敏性腸症候群では、粘血便がみられる。
- たんぱく漏出性胃腸症では、高アルブミン血症がみられる。
- 麻痺性イレウスでは、腸管蠕動運動の亢進がみられる。
【 解答:1 】
- 門脈を流れる血液は、動脈血である。
- 肺動脈を流れる血液は、動脈血である。
- 副交感神経の興奮により、心拍数は増加する。
- 末梢の血管が収縮すると、血圧は上昇する。
- 胸管は、左鎖骨下動脈に流入する。
【 解答:4 】
- 脳出血 --- 低血圧
- くも膜下出血 --- 一過性脳虚血発作(TIA)
- ラクナ梗塞 --- 心房細動
- 脳塞栓 --- 下肢深部静脈血栓症
- 心筋梗塞 --- 不安定狭心症
【 解答:5 】
- 尿細管は、糸球体とボーマン嚢で構成される。
- 原尿中のグルコースは、50% 以上が尿中へ排泄される。
- ナトリウムの再吸収は、アルドステロンにより低下する。
- レニンの分泌は、循環血液量が低下すると亢進する。
- 腎不全が進行すると、代謝性アルカローシスになる。
【 解答:4 】
- 糖尿病腎症は、ネフローゼ症候群にならない。
- CKD(慢性腎臓病)の診断基準では、糸球体濾過量(GFR)が、 60 mL/分/1.73 m2 以上である。
- 推算糸球体濾過量(eGFR)は、血清クレアチニン値を用いて算出する。
- 血液透析は、24 時間連続して行う。
- 死体腎移植を受けた患者には、免疫抑制剤の投与は不要である。
【 解答:3 】
- ドーパミンは、ペプチドホルモンである。
- インスリンは、細胞膜を通過して作用する。
- チロキシンは、細胞膜にある受容体に結合して作用する。
- アドレナリンは、核内受容体に結合して作用する。
- cAMP(サイクリックAMP)は、セカンドメッセンジャーである。
【 解答:5 】
- バソプレシンは、水の再吸収を抑制する。
- 成長ホルモンは、下垂体後葉から分泌される。
- バセドウ病では、徐脈がみられる。
- 原発性アルドステロン症は、高カリウム血症を起こす。
- 褐色細胞腫は、高血圧を起こす。
【 解答:5 】
- 神経管の閉鎖には、葉酸が必要である。
- 脳神経は、中枢神経系に属する。
- 中脳は、橋と脊髄の間にある。
- 体温調節中枢は、延髄にある。
- 摂食中枢は、視床にある。
【 解答:1 】
- ウェルニッケ脳症は、ビタミンB12 欠乏で起こる。
- アルツハイマー病では、脳萎縮がみられる。
- アルツハイマー病では、見当識は保たれる。
- パーキンソン病では、片麻痺がみられる。
- パーキンソン病では、錐体外路症状がみられる。
【 解答:25 】
- 橈骨は、前腕の骨である。
- 骨膜は、骨折時の骨再生に関与している。
- 靭帯は、骨と骨を連結する。
- 可動関節は、関節包で覆われている。
- 骨格筋は、平滑筋である。
【 解答:5 】
- エストロゲンは、骨吸収を促進する。
- 骨粗鬆症では、骨密度が増加する。
- 関節リウマチでは、多発関節炎が起こる。
- 変形性関節症では、関節軟骨の肥大が起こる。
- サルコペニアでは、骨格筋量が増加している。
【 解答:3 】
- 左肺は、上葉、中葉、下葉からなる。
- 横隔膜は、呼気時に収縮する。
- 血中二酸化炭素分圧の上昇は、ヘモグロビンの酸素結合能力を低下させる。
- 内呼吸は、肺胞で行われるガス交換である。
- 肺のコンプライアンスが小さいほど、肺は膨らみやすい。
【 解答:3 】
- プロラクチンの急激な分泌増加により、排卵が起こる。
- 着床後、受精卵の卵割が始まる。
- 胎盤を通して、母体と胎児の血球が混合する。
- プロラクチンは、子宮を収縮させる。
- オキシトシンは、射乳を起こす。
【 解答:5 】
- 赤血球の寿命は、約21 日である。
- 赤芽球の分裂・増殖は、エリスロポエチンにより抑制される。
- 血小板は、核をもつ。
- 単球が血管外へ遊走すると、マクロファージになる。
- 肥満細胞は、異物を貪食する。
【 解答:4 】
- 血友病は、ビタミンK 欠乏により起きる。
- 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)では、骨髄の低形成がみられる。
- 鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値は低下する。
- 溶血性貧血では、血清ハプトグロビン値は上昇する。
- 再生不良性貧血は、葉酸欠乏により起きる。
【 解答:3 】
- 好中球は、自然免疫を担っている。
- ナチュラルキラー(NK)細胞は、特異的防御機構を担っている。
- B リンパ球は、胸腺で成熟する。
- T リンパ球は、免疫グロブリンを産生する。
- 免疫グロブリンは、細胞性免疫を担っている。
【 解答:1 】
- 全身性エリテマトーデス(SLE)は、男性に多い。
- 強皮症では、食道の蠕動運動は低下する。
- バセドウ病は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)に対する抗体により発症する。
- シェーグレン症候群では、唾液の分泌が増加する。
- エイズ(AIDS)では、日和見感染が起こる。
【 解答:25 】
- 淋病 --- マイコプラズマ
- 梅毒 --- 真菌
- 麻疹 --- 細菌
- 水痘 --- ウイルス
- 手足口病 --- リケッチア
【 解答:4 】
- 個人の一生で変化する。
- 服用している医薬品の影響を受ける。
- 分析型の官能評価(3点識別法)で調べる。
- 環境要因による影響を受ける。
- 栄養状態による影響を受ける。
【 解答:3 】
- 強力粉は、軟質小麦から製造される。
- 六条大麦は、麦みその原料として利用される。
- 小麦の主な構成でんぷんは、アミロースである。
- 二条大麦の主な構成たんぱく質は、グルテニンである。
- 小麦粉の等級は、たんぱく質含量に基づく。
【 解答:2 】
- キャベツ --- S メチルメチオニン
- たまねぎ --- イソチオシアネート
- だいこん --- ジプロピルジスルフィド
- なす --- ククルビタシン
- カリフラワー --- テアニン
【 解答:1 】
- 全卵たんぱく質のアミノ酸スコアは、80 である。
- オボアルブミンは、卵黄の主要たんぱく質である。
- リゾチームは、卵白よりも卵黄に多い。
- 卵黄係数は、鮮度が低下すると高くなる。
- 卵黄のリン脂質は、レシチンを含む。
【 解答:5 】
- ビールは、単発酵酒である。
- 焼酎乙類(本格焼酎)は、単式蒸留機を用いて蒸留する。
- 純米吟醸酒は、精米歩合が70% 以上である。
- ワインビネガーは、ワインを乳酸菌で発酵させる。
- 本みりんのアルコール度数は、本直しより高い。
【 解答:2 】
- 食品群別の収載食品数は、野菜類が最も多い。
- 食品の検索を容易にするため、新たに索引番号が設けられた。
- 炭水化物の成分値には、食物繊維が含まれない。
- 食塩相当量には、グルタミン酸ナトリウムに由来するナトリウムは含まれない。
- ビタミンC は、還元型のみの値を収載している。
【 解答:2 】
- こんぶの主な多糖類である。
- 主な構成糖は、グルクロン酸である。
- 果実の成熟とともに不溶化する。
- 低メトキシルペクチンは、カルシウムイオンの存在下でゲル化する。
- ペクチン分解酵素は、果汁の苦味除去に利用されている。
【 解答:4 】
- けん化価は、構成脂肪酸の不飽和度を示す。
- ヨウ素価は、構成脂肪酸の平均分子量を示す。
- 酸価は、油脂中の遊離脂肪酸量を示す。
- 屈折率は、油脂の酸化により低下する。
- 粘度は、油脂の酸化により低下する。
【 解答:3 】
- じゃがいも切断面の褐変には、アミノカルボニル反応が関与する。
- みその色は、ポリフェノールオキシダーゼが関与する。
- 還元糖は、アミノ化合物と反応して酵素的褐変を起こす。
- 酵素的褐変は、ブランチングにより抑制できる。
- 酵素的褐変は、水分活性が0.2 付近で最も高くなる。
【 解答:4 】
- 食塩を少量加え甘味が増強することを、相乗効果という。
- 苦味の閾値は、基本味の中で最も高い。
- 辛味は、舌の粘膜に生じる収しゅう斂れん作用による。
- こんぶに含まれる旨味成分は、5'- グアニル酸である。
- たけのこに含まれるえぐ味成分は、ホモゲンチジン酸である。
【 解答:5 】
- 食品のリスク評価は、農林水産省が行う。
- 食品のリスク管理は、食品安全委員会が行う。
- 食品添加物のADI (1日摂取許容量)は、厚生労働省が設定する。
- 指定添加物は、消費者庁長官が指定する。
- 食品中の農薬の残留基準は、厚生労働大臣が設定する。
【 解答:5 】
- 動物性油脂は、植物性油脂より酸化されやすい。
- 酸化は、不飽和脂肪酸から酸素が脱離することで開始される。
- 過酸化脂質は、酸化の終期に生成される。
- 発煙点は、油脂の酸化により低下する。
- 酸化の進行は、鉄などの金属によって抑制される。
【 解答:4 】
- 潜伏期間は、サルモネラ菌よりも短い。
- 大気中で増殖する。
- 耐熱性エンテロトキシンを産生する。
- 芽胞を形成する。
- 人畜共通感染症の原因菌である。
【 解答:5 】
- さば中のアニサキスは、食酢の作用で死滅する。
- 回虫による寄生虫症は、化学肥料の普及で増加した。
- 日本海裂頭条虫は、ますの生食によって感染する。
- サルコシスティスは、ほたるいかの生食によって感染する。
- 横川吸虫は、さわがにの生食によって感染する。
【 解答:3 】
- アクリルアミドは、畜肉や魚肉を高温で調理した際に生成する。
- Trp-P-1は、チロシン由来のヘテロサイクリックアミンである。
- 畜牛の舌は、異常プリオンの特定危険部位である。
- アフラトキシンは、煮沸すると容易に分解する。
- 米には、カドミウムの基準値が設定されている。
【 解答:5 】
- ソルビン酸カリウム --- 乳化剤
- エリソルビン酸 --- 酸化防止剤
- アスパルテーム --- 酸味料
- 亜硝酸ナトリウム --- 殺菌料
- 次亜塩素酸ナトリウム --- 防かび剤
【 解答:2 】
- 非遺伝子組換え食品には、「遺伝子組換えでない」の表示が義務づけられている。
- 賞味期限が3 か月を超える場合は、年月の表示ができる。
- リボフラビンを着色料の目的で使用する場合は、表示が免除される。
- さばの加工食品には、アレルギー表示が義務づけられている。
- 大豆油製造で抽出に使用されたヘキサンは、表示が免除される。
【 解答:25 】
- 消費者庁長官への届出が必要である。
- 生鮮食品は、栄養成分の機能の表示ができない。
- n-3系脂肪酸は、栄養成分の機能の表示ができる。
- 特別用途食品の1 つとして位置付けられている。
- 個別の食品の安全性について、国による評価を受ける必要がある。
【 解答:3 】
- 清涼飲料水(りんごの搾汁) --- デオキシニバレノール基準以下
- 食肉製品 --- 亜硝酸根基準以下
- 即席めん類(めんを油脂で処理したもの) --- 酸価と過酸化物価基準以下
- 殺菌液卵 --- サルモネラ属菌陰性
- 生あん --- シアン化合物検出せず
【 解答:1 】
- ポリリン酸ナトリウムは、食肉のミオグロビンの色を固定化させる。
- 水酸化カルシウムは、こんにゃくいものグルコマンナンを凝固させる。
- 硫酸ナトリウムは、大豆のグリシニンを凝固させる。
- 水酸化カリウムは、魚肉のアクトミオシンの調製に用いられる。
- 塩化マグネシウムは、牛乳のl カゼインを部分分解する。
【 解答:2 】
- MA(Modified Atmosphere)包装では、包装内の酸素濃度を上昇させる。
- 葉菜類は、生のまま冷凍すると変色が防止できる。
- ボツリヌス菌は、真空包装でも増殖する。
- 解凍後のドリップ量は、急速凍結により増加する。
- 冷凍保存は、食品の酸化を長期間抑制する。
【 解答:3 】
- かたさ --- 破断測定機
- 付着性 --- テクスチュロメーター
- 酸味 --- pH メーター
- 香気成分 --- ガスクロマトグラフ
- 色 --- 示差屈折計
【 解答:5 】
- 味付け飯の食塩添加量は、加水量の3.0% が目安である。
- すまし汁の食塩濃度は、1.2% が目安である。
- 野菜の浅漬けの脱水目的で使う食塩濃度は、野菜量の0.2% が目安である。
- 貝類の砂をはかせる目的で使う食塩水の濃度は、3.0% が目安である。
- 果物の褐変は、食塩水に浸すことで促進する。
【 解答:4 】
- 味覚に影響を及ぼす。
- 影響を及ぼす因子として、コロイド粒子がある。
- 急速凍結は、緩慢凍結に比べ解凍後の変化が大きい。
- えん下困難者用食品の許可基準に関係する。
- 流動性をもったコロイド分散系をゾルという。
【 解答:3 】
- 透明度を重視するあんかけでは、コーンスターチを使用する。
- くずでんぷんのゲルは、低温(4℃)で保存するとやわらかくなる。
- じゃがいもでんぷんのゲルに食塩を添加すると、粘度が増加する。
- ゲルに使用するじゃがいもでんぷん濃度は、2 % が目安である。
- さつまいもでは、緩慢加熱によりでんぷんが分解して、甘味が増す。
【 解答:5 】
- 栄養とは、生物が生命を維持するために摂取すべき物質のことをいう。
- 栄養素には、生体内において他の栄養素に変換されるものがある。
- 欠乏症は、潜在的な欠乏状態を経て生じる。
- エネルギーの過剰摂取は、マラスムスを誘発する。
- 飽和脂肪酸の過剰摂取は、循環器疾患のリスクを下げる。
【 解答:23 】
- ガストリンの分泌は、胃に食塊が入ると抑制される。
- ガストリンの分泌は、セクレチンによって促進される。
- セクレチンの分泌は、十二指腸内H+ 濃度の上昇によって抑制される。
- コレシストキニンの分泌は、消化物中のペプチドによって促進される。
- 膵臓からのHCO3-の分泌は,コレシストキニンによって促進される。
【 解答:4 】
- 見かけの消化吸収率
- 真の消化吸収率
- 窒素出納
- 生物価
- 正味たんぱく質利用率
【 解答:2 】
- イソロイシンは、主に骨格筋で代謝される。
- バリンは、主に肝臓で代謝される。
- グルタミン酸は、小腸で代謝される。
- 腎臓では、グルタミンからアンモニアが産生される。
- フィッシャー比は、血液中の分枝アミノ酸と芳香族アミノ酸のモル比である。
【 解答:2 】
- 食品たんぱく質の栄養価は、アミノ酸の総量で決まる。
- アミノ酸価は、食品たんぱく質中の理想的な可欠(非必須)アミノ酸量を示す。
- 制限アミノ酸が複数ある食品に、第一制限アミノ酸のみを加えると、栄養価が低下することがある。
- たんぱく質効率比(protein efficiency ratio)は、窒素出納を基にして算出される。
- 飢餓状態では、窒素出納は正になる。
【 解答:3 】
- グルコースの筋肉組織への取込は、インスリンにより促進される。
- グルカゴンは、筋肉グリコーゲンの分解を促進する。
- 組織重量当たりのグリコーゲン量は、肝臓より筋肉の方が多い。
- コリ回路では、アミノ酸からグルコースが産生される。
- 脂肪酸は、糖新生の材料として利用される。
【 解答:1 】
- 不溶性食物繊維は、血圧を上昇させる。
- 水溶性食物繊維は、大腸内pH を上昇させる。
- 難消化性糖質は、インスリンの分泌を促進させる。
- 難消化性糖質の過剰摂取は、便秘を引き起こす。
- 有用菌増殖効果のあるオリゴ糖は、プレバイオティクスである。
【 解答:5 】
- ホルモン感受性リパーゼは、食後に活性化される。
- カイロミクロンは、門脈経由で肝臓に運ばれる。
- リポたんぱく質は、粒子の外側に疎水成分をもつ。
- LDL の主なアポたんぱく質は、アポA1である。
- ケトン体は、脳でエネルギー源として利用される。
【 解答:5 】
- β- カロテンは、小腸でロドプシンに変換される。
- 活性型ビタミンD は、細胞膜上の受容体と結合する。
- ビタミンE は、LDL の酸化を防ぐ。
- ビタミンB12 は、分子内にモリブデンをもつ。
- 酸化型ビタミンC は、ビタミンE により還元型になる。
【 解答:3 】
- ビタミンA は、エネルギー代謝に補酵素として作用する。
- ビタミンE の必要量は、飽和脂肪酸摂取の増加時に高まる。
- 吸収されたビタミンB1 の余剰分は、糞中に排泄される。
- ビタミンB6 は、生体内の酸化還元反応に必要である。
- ビオチンは、生卵白中のアビジンと結合する。
【 解答:5 】
- カルシウム濃度が低下すると、カルシトニンの分泌が高まる。
- カルシウム濃度が低下すると、活性型ビタミンD の産生が高まる。
- カルシウム濃度が低下すると、腎臓におけるカルシウムの再吸収が抑制される。
- カルシウム濃度が上昇すると、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が促進される。
- カルシウム濃度が上昇すると、骨吸収が促進される。
【 解答:2 】
- カルシウムの吸収は、脂肪により促進する。
- カルシウムの吸収は、リンにより促進する。
- カルシウムの吸収は、フィチン酸により促進する。
- ヘム鉄の吸収は、ビタミンC により促進する。
- 非ヘム鉄の吸収は、動物性たんぱく質により促進する。
【 解答:5 】
- 栄養素1 g 当たりの代謝水は、脂質が最も少ない。
- 不可避尿量は、摂取した水分量に影響される。
- 不感蒸泄では、水のみが失われる。
- 1 日に必要な水分摂取の最低量は、不可避尿量と随意尿(可避尿)量の合計である。
- 低張性脱水では、電解質を含まない水を補給する。
【 解答:3 】
- 安静座位で測定する。
- 男性に比べて女性が高い。
- 環境温度に影響されない。
- 低栄養状態で増大する。
- アドレナリンにより増大する。
【 解答:5 】
- 栄養スクリーニングは、侵襲性が高い。
- 栄養アセスメントは、栄養状態を評価・判定する。
- 栄養診断は、疾病を診断する。
- 栄養ケア計画の目標設定には、優先順位をつけない。
- モニタリングは、最終的な評価である。
【 解答:2 】
- 血清トランスサイレチン値
- 血清トランスフェリン値
- 血清総コレステロール値
- 血清レチノール結合たんぱく質値
- フィッシャー比
【 解答:3 】
- 18.5 ~ 22.0
- 18.5 ~ 24.9
- 20.0 ~ 22.0
- 20.0 ~ 24.9
- 21.5 ~ 24.9
【 解答:5 】
- ビタミンA では、カロテノイドを含む。
- ビタミンE では、α- トコフェロール以外のビタミンE を含む。
- ナイアシンでは、ナイアシン当量としての量で設定されている。
- ビタミンB6 では、食事性ビタミンB6 としての量で設定されている。
- 葉酸では、プテロイルモノグルタミン酸としての量で設定されている。
【 解答:5 】
- 頭囲と胸囲が同じになるのは4 歳頃である。
- 体重1 kg 当たりの摂取水分量は、成人期より幼児期の方が多い。
- カウプ指数による肥満判定基準は、年齢に関わらず一定である。
- 乳幼児身体発育曲線における50 パーセンタイル値は、平均値を示している。
- 微細運動の発達は、粗大運動の発達に先行する。
【 解答:2 】
- 乳糖は、成熟乳より初乳に多く含まれる。
- ラクトフェリンは、初乳より成熟乳に多く含まれる。
- 吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を抑制する。
- 母乳の脂肪酸組成は、母親の食事内容の影響を受ける。
- 母親の摂取したアルコールは、母乳に移行しない。
【 解答:4 】
- 妊娠糖尿病とは、妊娠中に発症した明らかな糖尿病のことをいう。
- 妊娠糖尿病の診断基準は、非妊娠時の糖尿病の診断基準とは異なる。
- 妊娠糖尿病では、巨大児を出産する可能性が高い。
- 肥満は、妊娠糖尿病発症のリスク因子である。
- 糖尿病合併妊娠では、インスリン療法を行う。
【 解答:1 】
- 哺乳反射が活発になってきたら、離乳食を開始する。
- 離乳を開始して1 か月を過ぎた頃から、離乳食は1 日3 回にする。
- 歯ぐきでつぶせる固さのものを与えるのは、生後9 か月頃からである。
- はちみつは、生後9 か月頃より与えてよい。
- 卵は、卵白から全卵へ進めていく。
【 解答:3 】
- 頭蓋内出血の予防として、ビタミンA を投与する。
- 母乳性黄疸が出現した場合には、母親のカロテン摂取量を制限する。
- 乳糖不耐症では、乳糖強化食品を補う。
- ビタミンD の欠乏により、くる病が起こる。
- フェニルケトン尿症では、フェニルアラニンを増量したミルクを用いる。
【 解答:4 】
- 基礎代謝基準値(kcal/kg 体重/日)は、成人より低い。
- 推定エネルギー必要量は、成長に伴うエネルギー蓄積量を含む。
- 間食は、幼児の好きなだけ摂取させてよい。
- 咀しゃく機能は、1 歳頃に完成される。
- クワシオルコル(kwashiorkor)では、エネルギー摂取量が不足している。
【 解答:2 】
- 思春期前に比べ、エストロゲンの分泌量は減少する。
- 思春期前に比べ、皮下脂肪量は減少する。
- 貧血の多くは、巨赤芽球性貧血である。
- 急激な体重減少は、月経異常の原因となる。
- 神経性やせ症(神経性食欲不振症)の発症頻度は、男子と差はない。
【 解答:4 】
- 血清HDL コレステロール値の上昇
- エストロゲン分泌量の増加
- 黄体形成ホルモン(LH)分泌量の増加
- 卵胞刺激ホルモン(FSH)分泌量の減少
- 骨吸収の抑制
【 解答:3 】
- バナナをつぶす。
- きゅうりを刻む。
- にんじんを軟らかく煮る。
- ジュースをゼリー状に固める。
- お茶にとろみをつける。
【 解答:2 】
- ロコモティブシンドロームでは、要介護になるリスクが高い。
- サルコペニアでは、筋萎縮がみられる。
- フレイルティ(虚弱)の予防では、除脂肪体重を維持する。
- 褥瘡の予防では、たんぱく質を制限する。
- 誤嚥性肺炎の予防では、口腔ケアを実施する。
【 解答:4 】
- 交感神経の活動は、低下する。
- 糖新生は、亢進する。
- 血中遊離脂肪酸値は、低下する。
- 血清ビタミンC 値は、上昇する。
- 尿中カルシウム排泄量は、低下する。
【 解答:2 】
- 低温環境では、ふるえ熱産生が起こる。
- 低温環境では、アドレナリンの分泌が減少する。
- 高温環境では、熱産生が増加する。
- 高温環境では、皮膚血管が収縮する。
- 夏季は、冬季に比べ基礎代謝量が増加する。
【 解答:1 】