次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- せん妄は、さまざまな全身疾患に伴う非特異的な症状として出現する。
- 夜間にせん妄が増悪する場合には、昼間に適度な刺激と散歩などの活動の機会をつくり、夜間に睡眠できるよう配慮する。
- せん妄は感覚の遮断で改善するので、静かな環境を整備し、眼鏡や補聴器の装着を避ける。
- アルコール依存症のケアでは、飲酒以外に楽しみのある生活ができるまでは、安易に断酒会には参加させない。
- うつ症状には、降圧剤などの薬剤に起因するものもある。
【 正答:125
】
解説
- 〇 せん妄は意識障害の一種であり、薬剤や脳疾患、全身疾患などさまざまな要因で引き起こされる。
- 〇 睡眠障害によって引き起こされることもあるため、睡眠リズムを整えるようにする。
- × 眼鏡や補聴器の装着を避けるのは、不安をあおり、逆に発症誘因となってしまう可能性がある。
- × アルコール依存症では、断酒が何より重要であり、初期の段階から断酒会などに参加させ、並行して飲酒以外の楽しみを見つけていく。