皮膚疾患について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 脂漏性湿疹では、患部を清潔に保つほか、抗真菌薬、保湿剤、ビタミン薬などが使用される。
- 帯状庖疹は、水痘・帯状庖疹ウイルス感染の再活性化によって起こる。
- 皮脂欠乏症は患部を清潔に保つことが悪化予防になることから、ナイロンタオルなどを使ってよく洗う。
- 白癖は家族内で感染することはまれであるため、爪切りやスリッパなどは共有しても差し支えない。
- 薬疹は、長期間服用している薬剤により生じることはない。
【 正答:12
】
解説
- 抗真菌薬や炎症を抑えるための外用薬を用い、かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン剤やビタミン剤の内服薬などを使用する。
- 選択肢の通り
- 皮膚が乾燥する皮脂欠乏症では、ナイロンタオルを使用することで皮膚が刺激を受け、皮膚の表皮が傷つきかゆみが強まるおそれがあり、避けたほうがよい。
- 白癖は家族内で感染が広がる。皮膚に触れるものを共有してはならない。
- 薬疹は、長期間使用している薬剤からも急に発症することがある。