相談援助者の職業倫理について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- クライエントに対する個人的な興味に基づいて質問するべきではない。
- 事例検討の内容があまりにもつらいものであったため、自宅でその具体的な内容を家族に話した。
- クライエントの表情や家族の様子については、守秘義務の範囲ではない。
- 退職後は、クライエントから相談があったことについて守秘義務はない。
- 職業倫理の違反を予防するためにも、スーパービジョンは有効である。
【 正答:15
】
解説
- 選択肢の通り
- 家族であっても守秘義務に違反する。
- クライエントの表情や家族の様子についても守秘義務の範囲となる。
- 退職後も守秘義務は継続している。
- スーパービジョンとは、対人援助職者(スーパーバイジー)が指導者(スーパーバイザー)から教育を受ける過程である。指導者が援助者と規則的に面接を行い、継続的な訓練を通じて専門的スキルを向上させることを目的としている。このような訓練を継続的に行うことは、職業倫理を定期的に見直すきっかけとなり、職業倫理の違反を予防することにつながる。