成年後見制度について正しいものはどれか。3つ選べ。
  1. 任意後見制度では、都道府県知事が、本人の親族の中から任意後見監督人を選任する。
  2. 精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者については、配偶者も、後見開始の審判を請求することができる。
  3. 成年後見制度の利用の促進に関する法律では、成年後見制度の基本理念として、「ノーマライゼーション」、「自己決定の尊重」及び「身上の保護の重視」の考え方を示している。
  4. 市町村は、後見、保佐及び補助の業務を適正に行うことができる人材の育成及び活用を図るため、必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
  5. 法定後見制度では、検察官及び市町村長のみが後見開始の審判を請求することができる。

【 正答:234 】

解説

  1. 任意後見制度では、家庭裁判所が、本人の親族の中から任意後見監督人を選任する。
  2. 選択肢の通り
  3. 選択肢の通り
  4. 選択肢の通り
  5. 後見開始の審判の請求ができるのは、本人、配偶者、四親等内の親族、検察官である。また老人福祉法の規定に基づき、市町村長も65歳以上の者につき、請求ができる。