〔事 例〕 K さん(68歳,女性)は,交通事故によって高次脳機能障害の診断を受けた。受 傷後,特別養護老人ホームで暮らしている。四肢の障害はない。場所の見当識障害 があり,尿意を感じた時に,トイレの場所が分からなくなり,間に合わず失禁する ことが増えた。また,注意障害があり,二つのことが同時にできない。失認症状も 見られる。 施設内のケース会議で排泄の支援方法を再検討した。
- トイレの場所が分かるように矢印などで示した。
- 本人の排尿リズムを考慮した時間ごとに,トイレに誘導するようにした。
- 部屋にポータブルトイレを置くようにした。
- 排泄時に着脱しやすい服装を勧めた。
- 常時,オムツを着けるようにした。
【 解答:24 】
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