登録販売者 過去問 解答 平成30年
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- 医薬品は、人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とする生命関連製品である。
- 殺虫剤で医薬品に分類されるものはない。
- 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和35年法律第145号)では、健康被害の発生の可能性の有無にかかわらず、異物等の混入、変質等があってはならない旨を定めている。
- 過去問 平成30年 第1問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:2 】
- 医薬品の効果とリスクは、薬物曝露時間と曝露量との和で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。
- 投与量と効果の関係は、薬物用量を増加させるに伴い、効果の発現が検出されない「無作用量」から、「治療量」を経て「最小有効量」に至る。
- 動物実験により求められる50%致死量(LD50)は、薬物の毒性の指標として用いられる。
- 過去問 平成30年 第2問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:4 】
- 医薬品毒性試験法ガイドラインに沿って、生殖・発生毒性試験、依存性試験、皮膚感作性試験などの毒性試験が厳格に実施されている。
- ヒトを対象とした臨床試験における効果と安全性の評価基準には、国際的にGoodClinicalPractice(GCP)が制定されている。
- 医薬品に対しては、製造販売後の調査及び試験の実施基準としてGoodVigilancePractice(GVP)と製造販売後安全管理基準としてGoodPost-marketingStudyPractice(GPSP)が制定されている。
- 過去問 平成30年 第3問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:3 】
- 健康補助食品(いわゆるサプリメント)においては、誤った使用法による健康被害が生じた例は報告されていない。
- 栄養機能食品については、各種ビタミン、ミネラルに対して「栄養機能の表示」ができる。
- 機能性表示食品とは、乳児、幼児、妊産婦又は病者の発育又は健康の保持若しくは回復の用に供することが適当な旨を医学的・栄養学的表現で記載した食品である。
- 過去問 平成30年 第4問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:4 】
- 主作用以外の反応であっても、特段の不都合を生じないものであれば、通常、副作用として扱われることはないが、好ましくないもの(有害事象)については一般に副作用という。
- 通常は、一般用医薬品の使用を中断することによる不利益の方が、重大な副作用を回避することよりも優先される。
- 医薬品は、十分注意して適正に使用された場合であっても、副作用が生じることがある。
- 過去問 平成30年 第5問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:3 】
- アレルギー症状の例として、鼻汁やくしゃみ等の鼻炎症状、かぶれ等の皮膚症状、血管性浮腫等が挙げられる。
- 医薬品の添加物は薬理作用がないので、それを原因としたアレルギーが起こることはない。
- アレルギーには、体質的・遺伝的な要素はないが、医薬品を使用してアレルギーを起こしたことがある人は、その原因となった医薬品の使用を避ける必要がある。
- 過去問 平成30年 第6問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:5 】
- 医薬品は、その目的とする効果に対して使用する量や使い方が定められているが、副作用が生じる危険性は考慮されていない。
- 薬物依存とは、ある薬物の精神的な作用を体験するために、その薬物を連続的、あるいは周期的に摂取することへの強迫(欲求)を常に伴っている行動等によって特徴づけられる精神的・身体的な状態のことである。
- 一般用医薬品であっても、習慣性・依存性がある成分を含んでいるものが乱用された場合には薬物依存を生じることがあり、一度、薬物依存が形成されると、そこから離脱することは容易ではない。
- 過去問 平成30年 第7問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:5 】
- 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、アセトアミノフェンを服用した場合、通常よりも代謝されやすくなり、十分な薬効が得られなくなることがある。
- 生薬成分については、医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていなければ、食品(ハーブ等)として流通可能なものもある。
- 外用薬であれば、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受けることはない。
- 過去問 平成30年 第8問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:4 】
- 過去問 平成30年 第9問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:3 】
- 乳児向けの用法用量が設定されている一般用医薬品であっても、基本的には医師の診療を受けることが優先され、一般用医薬品による対処は最小限にとどめるのが望ましい。
- 小児は、大人と比べて、身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い。
- 小児は、生理機能が未発達であり、肝臓や腎臓における医薬品の成分の代謝・排泄が早く行われるため、作用が弱くなることがある。
- 過去問 平成30年 第10問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:1 】
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- 医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として75歳以上を「高齢者」としている。
- 高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多いが、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げとなることはない。
- 医薬品の副作用で口渇を生じることがあり、誤嚥(食べ物等が誤って気管に入り込むこと)を誘発しやすくなるので注意が必要である。
- 過去問 平成30年 第11問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:4 】
- 胎盤には、胎児の血液と母体の血液とが混ざり合う仕組み(血液-胎盤関門)がある。
- 一般用医薬品においては、多くの場合、妊婦が使用した場合における安全性に関する評価が確立しているため、妊婦の使用の可否について明示されている。
- ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。
- 過去問 平成30年 第12問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:1 】
- 医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをいい、偽薬効果ともいわれる。
- プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)等が関与して生じると考えられている。
- プラセボ効果によってもたらされる反応には、不都合なもの(副作用)はない。
- 一般用医薬品の使用によってプラセボ効果と思われる反応や変化がもたらされたときは、それを目的として使用を継続すべきである。
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第13問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:1 】
- 医薬品は、適切な保管・陳列がなされない場合、人体に好ましくない作用をもたらす物質を生じることはないが、効き目が低下することがある。
- 医薬品は、適切な保管・陳列がなされたとしても、経時変化による品質の劣化は避けられない。
- 医薬品の外箱等に表示されている「使用期限」は、開封・未開封を問わず、製品の品質が保持される期限である。
- 過去問 平成30年 第14問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:4 】
- 過去問 平成30年 第15問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:4 】
- 世界保健機関(WHO)によれば、セルフメディケーションとは、「自分自身の治療に責任を持ち、自分の病気は自分で治す」こととされている。
- セルフメディケーションの主役は、一般用医薬品の販売等に従事する専門家である。
- 症状が重いとき(例えば、高熱や激しい腹痛がある場合等)に、一般用医薬品を使用することは、一般用医薬品の役割にかんがみて、適切な対処とはいえない。
- 過去問 平成30年 第16問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:1 】
- サリドマイド訴訟は、サリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常が発生したことに対する損害賠償訴訟である。
- サリドマイドは、鎮静作用を目的として、胃腸薬にも配合されていた。
- サリドマイドには、副作用として血管新生を促進する作用があった。
- サリドマイドの光学異性体のうち、R体のみが催奇形性の発現に関与していた。
- 過去問 平成30年 第17問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:1 】
- スモン訴訟は、キノホルム製剤を使用したことにより、慢性脊髄運動神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
- キノホルム製剤は、整腸剤として販売されていた。
- スモン訴訟は、現在も全面的な和解は成立していない。
- 過去問 平成30年 第18問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:3 】
- HIV訴訟は、血友病患者が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料血漿から製造された免疫グロブリン製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
- HIV訴訟は、国を唯一の被告として提訴され、その後、和解が成立した。
- HIV訴訟を踏まえ、緊急に必要とされる医薬品を迅速に供給するための「緊急輸入」制度の創設等がなされた。
- 過去問 平成30年 第19問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:2 】
本訴訟を踏まえ、生物由来製品の安全対策強化、独立行政法人医薬品医療機器総合機構による生物由来製品による(c)制度の創設等がなされた。
- 過去問 平成30年 第20問【医薬品に共通する特性と基本的な知識】
【 解答:5 】
- 全長6~7mの管状の臓器で、十二指腸、空腸、回腸の3部分に分かれる。
- 回腸は、胃から連なる約25cmのC字型に彎曲した部分で、彎曲部には膵臓からの膵管の開口部があり、膵液を腸管内へ送り込んでいる。
- 小腸のうち十二指腸に続く部分の、概ね上部40%が空腸、残り約60%が回腸であるが、明確な境目はない。
- 小腸の運動によって、内容物が消化液(膵液、胆汁、腸液)と混和されながら大腸へと送られ、その間に消化と栄養分の吸収が行われる。
- 過去問 平成30年 第21問【主な医薬品とその作用】
【 解答:2 】
- 過去問 平成30年 第22問【主な医薬品とその作用】
【 解答:1 】
- 肝臓は、胆嚢で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官である。
- 胆汁には、古くなった赤血球や過剰のコレステロール等を排出する役割がある。
- 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンB6やビタミンB12等のほか、ビタミンAやビタミンD等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。
- アルコールは、胃や小腸で吸収され、肝臓へと運ばれて一度アセトアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。
- 過去問 平成30年 第23問【主な医薬品とその作用】
【 解答:5 】
- 心臓は、心筋でできた握りこぶし大の袋状の臓器で、胸骨の後方に位置する。
- 心臓の内部は上部左右の心室、下部左右の心房の4つの空洞に分かれている。
- 心臓の右側部分(右心房、右心室)は全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の左側部分(左心房、左心室)に入り、そこから全身に送り出される。
- 心臓から拍出された血液を送る血管を静脈、心臓へ戻る血液を送る血管を動脈という。
- (a,b)
- (a,c)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第24問【主な医薬品とその作用】
【 解答:2 】
(a)は、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
(b)は、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
(c)は、血漿中のタンパク質と結合してリポタンパク質を形成し、血漿中に分散している。
- 過去問 平成30年 第25問【主な医薬品とその作用】
【 解答:1 】
- 好中球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解する。
- 単球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。
- 体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対する防御を受け持つ細胞であり、アレルギーに関与するものはない。
- 感染や炎症などが起きると全体の数が増加するとともに、種類ごとの割合も変化する。
- 過去問 平成30年 第26問【主な医薬品とその作用】
【 解答:2 】
- 握りこぶし大のスポンジ状臓器で、胃の後方の左上腹部に位置する。
- 主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理することである。
- 古くなって柔軟性が失われた赤血球は、脾臓内の網目構造をすり抜け、マクロファージ(貪食細胞)によって壊される。
- リンパ球が増殖、密集する組織(リンパ組織)があるが、血流中の細菌やウイルス等の異物に対する免疫応答には関与しない。
- 過去問 平成30年 第27問【主な医薬品とその作用】
【 解答:3 】
- 横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、内側中央部のくびれた部分に尿管、動脈、静脈、リンパ管等がつながっている。
- 心臓から拍出される血液の1/5~1/4が流れており、血液中の老廃物の除去のほか、水分及び電解質(特にナトリウム)の排出調節も行われている。
- 内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
- 糸球体から1本の尿細管が伸びて、ボウマン嚢と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位(ネフロン)を構成している。
- 過去問 平成30年 第28問【主な医薬品とその作用】
【 解答:4 】
- 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、角膜に一定の圧(眼圧)を生じさせている。
- 網膜には光を受容する細胞(視細胞)が密集していて、個々の視細胞は神経線維につながり、それが束なって眼球の後方で視神経となる。
- 強膜の充血では白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も赤くなるが、結膜が充血したときは、眼瞼の裏側は赤くならない。
- 角膜に射し込んだ光は、角膜、房水、水晶体、硝子体を透過しながら屈折して網膜に焦点を結ぶが、主に硝子体の厚みを変化させることによって、遠近の焦点調節が行われている。
- (a,b)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第29問【主な医薬品とその作用】
【 解答:1 】
- 鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態を鼻炎という。
- 蝸牛は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分(耳石器官)と、体の回転や傾きを感知する部分(半規管)に分けられる。
- 鼓室は、耳管という管で鼻腔や咽頭と通じている。
- 外耳道にある耳垢腺(汗腺の一種)や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが混じって耳垢(耳あか)となる。
- 過去問 平成30年 第30問【主な医薬品とその作用】
【 解答:5 】
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- 体表面を包み、体の形を維持し、保護するとともに、細菌等の異物の体内への侵入を防いでいる。
- 体の水分が体外に蒸発しないよう、又は、逆に水分が体内に浸透しないよう遮断している。
- 外界と体内の熱のやり取りをし、体温を一定に保つため重要な役割を担っている。
- 触覚、圧覚、痛覚、温度感覚等の皮膚感覚を得る感覚器としての機能を有している。
- 過去問 平成30年 第31問【主な医薬品とその作用】
【 解答:4 】
- 過去問 平成30年 第32問【主な医薬品とその作用】
【 解答:2 】
- 脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%である。
- イオン化した物質は、血液中から脳の組織へ移行しやすい。
- 小児では、血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しにくい。
- 延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。
- (a,b)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第33問【主な医薬品とその作用】
【 解答:2 】
通常、交感神経系と副交感神経系は、互いに(a)して働く。交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は(b)であり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は(c)である。ただし、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的に(c)が伝達物質として放出される。
- 過去問 平成30年 第34問【主な医薬品とその作用】
【 解答:1 】
- 医薬品の作用には、有効成分が消化管などから吸収されて循環血液中に移行し、全身を巡って薬効をもたらす全身作用と、特定の狭い身体部位において薬効をもたらす局所作用とがある。
- 坐剤、経皮吸収製剤では、適用部位から吸収された有効成分が、循環血液中に移行して、全身作用を示すことを目的として設計されたものは存在しない。
- 鼻腔の粘膜に医薬品を適用する場合、その成分は循環血液中に入るが、一般用医薬品には全身作用を目的とした点鼻薬はなく、いずれの医薬品も鼻腔粘膜への局所作用を目的として用いられている。
- 代謝とは、物質が体内で化学的に変化することである。
- 過去問 平成30年 第35問【主な医薬品とその作用】
【 解答:5 】
- ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。
- 中毒性表皮壊死融解症は、38℃以上の高熱を伴って広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血等の症状を伴う病態である。
- 医薬品により生じる肝機能障害には、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のもののみが存在する。
- 偽アルドステロン症は、副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらず、体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。
- 過去問 平成30年 第36問【主な医薬品とその作用】
【 解答:3 】
- 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転操作に従事しないよう十分注意することが必要である。
- 医薬品の副作用が原因の無菌性髄膜炎は、同じ医薬品を使用しても再発することはない。
- 精神神経症状が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である。
- 心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感(体がふわふわと宙に浮いたような感じ)、不安定感(体がぐらぐらする感じ)等が生じることがある。
- 過去問 平成30年 第37問【主な医薬品とその作用】
【 解答:3 】
- 過去問 平成30年 第38問【主な医薬品とその作用】
【 解答:5 】
- 副交感神経系の機能を亢進する成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがある。
- 膀胱炎様症状では、尿の回数増加(頻尿)、排尿時の疼痛、残尿感等の症状が現れる。
- 排尿困難が進行すると、尿意があるのに尿が全く出なくなったり(尿閉)、下腹部が膨満して激しい痛みを感じるようになる。
- 腎障害では、一時的に尿が増える症状は現れない。
- 過去問 平成30年 第39問【主な医薬品とその作用】
【 解答:2 】
- 医薬品によって引き起こされるアレルギー反応ではない。
- 医薬品の使用後1~2週間で起きることが多いが、長期使用後に現れることもある。
- 医薬品を使用した後に発疹・発赤等が現れた場合は、薬疹の可能性を考慮すべきであるが、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止しなくてもよい。
- 痒み等の症状に対して、一般の生活者が自己判断で対症療法を行うことは、原因の特定を困難にするおそれがあるため、避けるべきである。
- 過去問 平成30年 第40問【主な医薬品とその作用】
【 解答:4 】
- 過去問 平成30年 第41問【主な医薬品とその作用】
【 解答:1 】
- 日本薬局方には、すべての医薬品が収載されている。
- 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であっても、歯科材料や衛生用品は、医薬品に該当しない。
- 検査薬や器具用消毒薬のように、人の身体に直接使用されないものは、医薬品には含まれない。
- 医薬品は、製造販売業の許可を受けた者でなければ製造をしてはならない。
- 過去問 平成30年 第42問【主な医薬品とその作用】
【 解答:2 】
- 店舗販売業での販売が認められている。
- あらかじめ定められた用量等に基づき、適正使用することによって効果を期待するものである。
- 効能効果の表現に関しては、通常、診断疾患名(例えば、胃炎、胃・十二指腸潰瘍等)で示されている。
- 使用方法として注射が用いられているものもある。
- 過去問 平成30年 第43問【主な医薬品とその作用】
【 解答:2 】
- 一般用医薬品で劇薬に該当するものはないが、要指導医薬品で劇薬に該当するものはある。
- 業務上劇薬を取り扱う者は、それらを他の物と区別して貯蔵、陳列しなければならず、貯蔵、陳列する場所には、かぎを施さなければならない。
- 毒薬又は劇薬を、18歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。
- 毒薬又は劇薬を、一般の生活者に対して販売又は譲渡する際には、当該医薬品を譲り受ける者から、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び職業が記入され、署名又は記名押印された文書の交付を受けなければならない。
- 過去問 平成30年 第44問【主な医薬品とその作用】
【 解答:3 】
- その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品のうちその使用に関し特に注意が必要なものとして厚生労働大臣が指定するものは、第一類医薬品に分類される。
- 第二類医薬品のうち、特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するものを指定第二類医薬品としている。
- 第三類医薬品は、第一類医薬品及び第二類医薬品以外の一般用医薬品で、副作用等により身体の変調・不調が起こるおそれはない。
- 過去問 平成30年 第45問【主な医薬品とその作用】
【 解答:2 】
- 効能又は効果
- 一般用医薬品のリスク区分を示す識別表示
- 相談時及び緊急時の電話番号その他連絡先
- 重量、容量又は個数等の内容量
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
- 過去問 平成30年 第46問【主な医薬品とその作用】
【 解答:5 】
- 便通を整える
- 鼻づまり、くしゃみ等のかぜに伴う諸症状の緩和
- のどの炎症によるのどの痛み
- 食べすぎ又は飲みすぎによる胃部不快感及び吐きけ
- 寝つきが悪い等の一時的な不眠症状の緩和
- 過去問 平成30年 第47問【主な医薬品とその作用】
【 解答:5 】
- 人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことを目的とするものは、化粧品に含まれない。
- 化粧品に、医薬品的な効能効果を表示・標榜することは一切認められていない。
- 医薬部外品に、化粧品的な効能効果を表示・標榜することは一切認められていない。
- 化粧品を販売する場合には、医薬品のような販売業の許可は必要ない。
- 過去問 平成30年 第48問【主な医薬品とその作用】
【 解答:4 】
- 外形上、食品として販売等されている製品であっても、その成分本質、効能効果の標榜内容等に照らして医薬品とみなされる場合がある。
- 顆粒剤、散剤の形状については、食品である旨が明示されている場合でも、形状のみをもって医薬品であると判断される。
- いわゆる健康食品に医薬品的な効能効果を標榜した場合には、無承認無許可医薬品として、取締りの対象となることがある。
- 特定保健用食品は、特定の保健の目的が期待できる(健康の維持及び増進に役立つ)という食品の機能性を表示することはできるが、機能性表示食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではない。
- 過去問 平成30年 第49問【主な医薬品とその作用】
【 解答:2 】
- 医療用医薬品の他、要指導医薬品及び一般用医薬品を取り扱うことができる。
- 薬局開設者は、薬剤師でなければならない。
- 医薬品をあらかじめ小分けし、販売する行為が認められている。
- 厚生労働大臣の許可を受けなければ、開設してはならない。
- 過去問 平成30年 第50問【主な医薬品とその作用】
【 解答:3 】
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- 特定の購入者の求めに応じて医薬品の包装を開封して分割販売することができる。
- 薬剤師が従事していれば、調剤を行うことができる。
- 登録販売者は、第一類医薬品を販売する店舗の管理者になることはできない。
- 店舗管理者は、その店舗に勤務する他の従事者を監督するなど、その店舗の業務につき、必要な注意をしなければならないが、店舗販売業者に対して必要な意見を述べなくてもよい。
- 過去問 平成30年 第51問【主な医薬品とその作用】
【 解答:5 】
- 配置販売業において、医薬品を先用後利によらず現金売りを行うことは、認められていない。
- 要指導医薬品及び一般用医薬品のうち経年変化が起こりにくいこと等の基準(配置販売品目基準(平成21年厚生労働省告示第26号))に適合するものを販売することができる。
- 配置販売業者又はその配置員は、配置販売に従事しようとする区域の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、かつ、これを携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない。
- 配置販売業者又はその配置員は、医薬品の配置販売に従事しようとするときは、配置販売業者の氏名及び住所、配置販売に従事する者の氏名及び住所並びに区域及びその期間を、あらかじめ、配置販売に従事しようとする区域の都道府県知事に届け出なければならない。
- 過去問 平成30年 第52問【主な医薬品とその作用】
【 解答:2 】
- 薬局開設者が要指導医薬品を販売する場合には、その薬局において医薬品の販売に従事する薬剤師に、対面により、書面を用いて、必要な情報を提供させ、必要な薬学的知見に基づく指導を行わせなければならない。
- 店舗販売業者が第一類医薬品を販売する場合には、その店舗において医薬品の販売に従事する薬剤師又は登録販売者に、書面を用いて、必要な情報を提供させなければならない。
- 配置販売業者が第二類医薬品を配置する場合には、医薬品の配置販売に従事する薬剤師又は登録販売者に、必要な情報を提供させるよう努めなければならない。
- 店舗販売業者は、その店舗において医薬品を購入しようとする者から相談があった場合、第三類医薬品については、医薬品の販売に従事する薬剤師又は登録販売者に、必要な情報を提供させなくてもよい。
- 過去問 平成30年 第53問【主な医薬品とその作用】
【 解答:1 】
- 数量
- 販売した年月日
- 医薬品の購入者が情報提供の内容を理解したことの確認の結果
- 医薬品の購入者の氏名又は名称
- 品名
- 過去問 平成30年 第54問【主な医薬品とその作用】
【 解答:3 】
- 薬局開設者又は店舗販売業者は、要指導医薬品を陳列する場合は、かぎをかけた陳列設備に陳列しなければならない。
- 薬局開設者又は店舗販売業者は、第一類医薬品を陳列する場合は、薬局等構造設備規則(昭和36年厚生省令第2号)に規定する「情報提供を行うための設備」から7メートル以内の範囲に陳列しなければならない。
- 薬局開設者又は店舗販売業者は、要指導医薬品又は一般用医薬品を販売し、又は授与しない時間は、要指導医薬品又は一般用医薬品を通常陳列し、又は交付する場所を閉鎖しなければならない。
- 配置販売業者は、一般用医薬品を陳列する場合は、第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品の区分ごとに陳列しなければならない。
- 過去問 平成30年 第55問【主な医薬品とその作用】
【 解答:2 】
- 薬局又は店舗の主要な外観の写真
- 勤務する者の薬剤師免許番号又は販売従事登録番号
- 取り扱う要指導医薬品及び一般用医薬品の区分
- 医薬品による健康被害の救済制度に関する解説
- (a,b)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第56問【主な医薬品とその作用】
【 解答:5 】
- 特定販売とは、「その薬局又は店舗におけるその薬局又は店舗以外の場所にいる者に対する要指導医薬品又は一般用医薬品の販売又は授与」をいう。
- 当該薬局又は店舗に貯蔵、又は陳列していない医薬品を販売することができる。
- 薬局開設者又は店舗販売業者は、購入しようとする者から、対面又は電話により相談応需の希望があった場合には、その薬局又は店舗において医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師又は登録販売者に、対面又は電話により情報提供を行わせなければならない。
- 過去問 平成30年 第57問【主な医薬品とその作用】
【 解答:3 】
- 当該医薬品の購入の際の支払方法
- 当該医薬品を購入しようとする者が、適正な使用のために必要と認められる数量を超えて当該医薬品を購入しようとする場合は、その理由
- 当該医薬品を購入しようとする者及び当該医薬品を使用しようとする者の他の薬局開設者、店舗販売業者又は配置販売業者からの当該医薬品及び当該医薬品以外の濫用等のおそれのある医薬品の購入又は譲受けの状況
- 当該医薬品を購入しようとする者が若年者である場合にあっては、保護者の氏名及び住所
- (a,b)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第58問【主な医薬品とその作用】
【 解答:3 】
- 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和35年法律第145号)における誇大広告等を禁止する規定は、広告等の依頼主だけでなく、その広告等に関与するすべての人が対象となる。
- 顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昂進させる)意図が明確であり、一般人が認知できる状態であれば、特定の医薬品の商品名(販売名)が明らかにされていなくても、医薬品の広告に該当するものと判断されている。
- 医薬品等適正広告基準(平成29年9月29日付け薬生発0929第4号厚生労働省医薬・生活衛生局長通知)では、一般用医薬品は、医師による診断・治療によらなければ一般に治癒が期待できない疾患(例えば、がん、糖尿病、心臓病等)について、自己治療が可能であるかの広告表現は認められない。
- 過去問 平成30年 第59問【主な医薬品とその作用】
【 解答:5 】
- 構造設備若しくは帳簿書類等を検査すること
- 従業員その他の関係者に質問すること
- 罰金を徴収すること
- 過去問 平成30年 第60問【主な医薬品とその作用】
【 解答:5 】
- かぜの約8割は細菌の感染が原因であるが、それ以外にウイルスの感染や、まれに冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因による場合もある。
- かぜとよく似た症状が現れる疾患に、喘息、アレルギー性鼻炎、リウマチ熱、関節リウマチ、肺炎、肺結核、髄膜炎、急性肝炎、尿路感染症等多数がある。
- 冬場に、発熱や頭痛を伴って悪心・嘔吐や、下痢等の消化器症状が現れた場合はかぜではなく、ウイルスが消化器に感染したことによるウイルス性胃腸炎である場合が多い。
- インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜと比べると感染力は同じであるが、重症化しやすい。
- 過去問 平成30年 第61問【人体の働きと医薬品】
【 解答:4 】
- (a,b)
- (a,c)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第62問【人体の働きと医薬品】
【 解答:3 】
- メキタジン、クレマスチンフマル酸塩は、15歳未満の小児で水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある。
- トラネキサム酸は、体内での起炎物質の産生を抑制することで炎症の発生を抑え、腫れを和らげる。
- コデインリン酸塩は、鎮咳成分として配合されるが、依存性がある成分であることに留意する必要がある。
- サリチルアミドは、タンパク質分解酵素で、体内で産生される炎症物質(起炎性ポリペプチド)を分解する作用がある。
- 過去問 平成30年 第63問【人体の働きと医薬品】
【 解答:4 】
- 麻黄湯は、体力充実して、かぜのひきはじめで、寒気がして発熱、頭痛があり、咳が出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまりに適すとされる。
- 香蘇散は、体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・吐きけなどのあるものの胃腸炎、かぜの中期から後期の症状に適すとされる。
- 小青竜湯は、体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出るものの気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症に適すとされる。
- 小柴胡湯は、体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、または咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされるが、水様痰の多い人には不向きとされる。
- (a,b)
- (a,c)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第64問【人体の働きと医薬品】
【 解答:2 】
- アセトアミノフェンは、中枢作用による解熱・鎮痛のほか、末梢における抗炎症作用が期待できる。
- ピリン系の解熱鎮痛成分として、一般用医薬品ではアスピリンやサザピリンがある。
- 一般用医薬品では、イブプロフェンを含有する小児向けの内服薬はない。
- アスピリン特有の副作用として、「アスピリン喘息」がある。
- 過去問 平成30年 第65問【人体の働きと医薬品】
【 解答:3 】
- ヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・覚醒に関与する部位で神経細胞の刺激を介して、覚醒の維持や調節を行う働きを担っている。
- アリルイソプロピルアセチル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用がある。
- 小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。
- 妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、ホルモンのバランスや体型の変化等が原因であり、抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬の適用対象ではない。
- 過去問 平成30年 第66問【人体の働きと医薬品】
【 解答:1 】
- 脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感(だるさ)を抑える効果がある。
- 心筋を興奮させる作用があり、副作用として動悸が現れることがある。
- 腎臓におけるナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収促進作用があり、尿量の減少をもたらす。
- 作用が弱いため、反復摂取により依存を形成することはない。
- (a,b)
- (a,c)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第67問【人体の働きと医薬品】
【 解答:1 】
- 平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、カフェイン(無水カフェイン等を含む)が配合されている場合がある。
- スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分と比べて作用の持続時間は短い。
- ピリドキシン塩酸塩は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分である。
- メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く持続時間が短い。
- 過去問 平成30年 第68問【人体の働きと医薬品】
【 解答:2 】
- 身体的な問題がなく生じる夜泣き、ひきつけ、疳の虫等の症状については、成長に伴って自然に治まるのが通常である。
- カンゾウは、小児の疳を適応症とする生薬製剤では配合できない。
- 症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。
- 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合にあっても、3歳未満の乳幼児には使用できない。
- (a,b)
- (a,c)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第69問【人体の働きと医薬品】
【 解答:2 】
- (a,b)
- (a,c)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第70問【人体の働きと医薬品】
【 解答:4 】
- 葛根湯
- 半夏厚朴湯
- 五虎湯
- 神秘湯
- 過去問 平成30年 第71問【人体の働きと医薬品】
【 解答:2 】
- トローチ剤やドロップ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るよう、口中に含み、噛まずにゆっくり溶かすようにして使用されることが重要である。
- ヨウ素系殺菌消毒成分が口腔内に使用される場合、結果的にヨウ素の摂取につながり、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある。
- 咽頭の粘膜に付着したアレルゲンによる喉の不快感の症状を鎮めることを目的として、セチルピリジニウム塩化物が配合されている場合がある。
- 炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して、デカリニウム塩化物が配合されている場合がある。
- 過去問 平成30年 第72問【人体の働きと医薬品】
【 解答:2 】
- 制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用しても胃酸に対する中和作用には影響がない。
- 炭酸マグネシウムは、胃酸の中和作用のほか、胃粘膜にゼラチン状の皮膜を形成して保護する作用もあるとされる。
- 消化薬は、炭水化物、脂質、タンパク質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的としている。
- 制酸成分のうちアルミニウムを含む成分については、透析療法を受けている人では使用を避ける必要がある。
- (a,b)
- (a,c)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第73問【人体の働きと医薬品】
【 解答:5 】
- オウバクは、ミカン科のウンシュウミカンの成熟した果皮を基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。
- ユウタンは、クマ科のヒグマその他近縁動物の舌を乾燥したものを基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。
- 消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として、セトラキサート塩酸塩が配合されている場合がある。
- ピレンゼピン塩酸塩は、排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人では、症状の悪化を招くおそれがある。
- 過去問 平成30年 第74問【人体の働きと医薬品】
【 解答:4 】
- ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢の症状に用いられるほか、食あたりや水あたりによる下痢にも用いられる。
- 次硝酸ビスマスは、牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
- ベルベリン塩化物、タンニン酸ベルベリンに含まれるベルベリンは、生薬のオウバクやオウレンの中に存在する物質のひとつであり、抗菌作用のほか、抗炎症作用も併せ持つとされる。
- 腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として、木クレオソートが配合されている場合がある。
- 過去問 平成30年 第75問【人体の働きと医薬品】
【 解答:3 】
- 大黄牡丹皮湯は胃腸が弱く下痢しやすい人に適している。
- 桂枝加芍薬湯は構成生薬としてカンゾウを含む。
- 大黄甘草湯は体力中程度以下の人にのみ使用される。
- 麻子仁丸の構成生薬にダイオウは含まれない。
- 過去問 平成30年 第76問【人体の働きと医薬品】
【 解答:2 】
- ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなる(頻脈)おそれがある。
- アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける必要がある。
- パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すとされ、抗コリン成分と同様に、胃液分泌を抑える作用もある。
- 消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して、チキジウム臭化物のような局所麻酔成分が配合されている場合がある。
- 過去問 平成30年 第77問【人体の働きと医薬品】
【 解答:5 】
- 腹痛が著しい場合や便秘に伴って吐きけや嘔吐が現れた場合には、急性腹症(腸管の狭窄、閉塞、腹腔内器官の炎症等)の可能性があり、浣腸薬の配合成分の刺激によってその症状を悪化させるおそれがある。
- 浣腸薬は、直腸内に適用される医薬品であり、繰り返し使用すると直腸の感受性が高まり効果が強くなる。
- 半量等を使用した注入剤は、残量を密封して冷所に保存すれば、感染のおそれがなく再利用することができる。
- ビサコジルは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。
- 過去問 平成30年 第78問【人体の働きと医薬品】
【 解答:1 】
- 消化管から吸収されたサントニンは主に肝臓で代謝されるが、肝臓病の診断を受けた人では、肝障害を悪化させるおそれがある。
- ピペラジンリン酸塩は、副作用として痙攣、倦怠感、眠気、食欲不振、下痢、便秘等が現れることがある。
- 複数の駆虫薬を併用すると駆虫効果が高まるが、副作用も現れやすくなる。
- パモ酸ピルビニウムは、水に溶けにくく消化管からの吸収が少ないため、ヒマシ油との併用が推奨される。
- (a,b)
- (a,c)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第79問【人体の働きと医薬品】
【 解答:1 】
- ジンコウは、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、微量で強い強心作用を示す。
- ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。
- シンジュは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用のほか、強壮、血行促進等の作用があるとされる。
- リュウノウは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
- 過去問 平成30年 第80問【人体の働きと医薬品】
【 解答:5 】
- コレステロールの産生及び代謝は、主として肝臓で行われる。
- ビタミンB1は、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされる。
- 医療機関で測定する検査値として、低密度リポタンパク質(LDL)が140mg/dL以上、高密度リポタンパク質(HDL)が40mg/dL未満、中性脂肪が150mg/dL以上のいずれかである状態を、脂質異常症という。
- 過去問 平成30年 第81問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:2 】
- 体の成長が著しい年長乳児や幼児、月経血損失のある女性、鉄要求量の増加する妊婦・母乳を与える女性では、鉄欠乏状態を生じやすい。
- 鉄製剤を服用すると便が黒くなることがある。
- 服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が促進される。
- 鉄分の吸収は空腹時のほうが高いとされているため、貧血用薬は食前に服用することが望ましい。
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
- 過去問 平成30年 第82問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:1 】
- ヘプロニカートは、ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い。
- ユビデカレノンは別名コエンザイムQ10とも呼ばれ、心筋の収縮力を低下させることによって心臓への負担軽減効果を示すため、通常、強心薬と併用する。
- 高血圧や心疾患に伴う諸症状を改善する医薬品は、体質の改善又は症状の緩和ではなく、高血圧や心疾患そのものの治療を目的とするものである。
- 過去問 平成30年 第83問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:1 】
- 裂肛は、肛門に存在する細かい血管群が部分的に拡張し、肛門内にいぼ状の腫れが生じたもので、一般に「いぼ痔」と呼ばれる。
- 痔瘻は、肛門内部に存在する肛門腺窩と呼ばれる小さなくぼみに糞便の滓が溜まって炎症・化膿を生じた状態である。
- 痔は、肛門部に過度の負担をかけることやストレス等により生じる生活習慣病である。
- 外用痔疾用薬は局所に適用されるものであり、全身的な影響を生じることはない。
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
- 過去問 平成30年 第84問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:4 】
- カイカやカイカクは、止血効果を期待して、内用痔疾用薬に配合されている。
- セイヨウトチノミは、抗炎症作用を期待して、内用痔疾用薬に配合されている。
- カンフルやメントールは、冷感刺激を生じさせる局所刺激成分として、外用痔疾用薬に配合されている。
- イソプロピルメチルフェノールは、肛門周囲の末梢血管の血行を促して、鬱血を改善する効果を期待して、内用痔疾用薬に配合されている。
- 過去問 平成30年 第85問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:4 】
- 八味地黄丸
- 六味丸
- 猪苓湯
- 竜胆瀉肝湯
- 過去問 平成30年 第86問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:3 】
- 効能・効果として、血の道症、更年期障害、月経異常及びそれらに随伴する冷え症、月経痛、腰痛、頭痛、のぼせ、肩こり、めまい、動悸、息切れ、手足のしびれ、こしけ(おりもの)、血色不良、便秘、むくみ等に用いられる。
- センキュウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
- エチニルエストラジオールは、長期連用により血栓症を生じるおそれがあり、また、乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性もある。
- 過去問 平成30年 第87問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:3 】
- アレルゲン(抗原)が皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識したヒスタミンによって、肥満細胞が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質である免疫グロブリン(抗体)が遊離する。
- 蕁麻疹は、食品を摂取することによって生じることもある。
- メキタジンは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。
- ジフェンヒドラミンを含む成分については、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。
- 過去問 平成30年 第88問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:4 】
- 鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として、リドカイン、リドカイン塩酸塩等の局所麻酔成分が配合されている場合がある。
- 鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ケトチフェン等のアドレナリン作動成分が用いられる。
- 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎、それに伴う副鼻腔炎のほか、蓄膿症などの慢性のものも含まれる。
- 過去問 平成30年 第89問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:1 】
- 人口涙液は、目の疲れや痒み、結膜充血等の症状を抑える成分が配合されている。
- イプシロン-アミノカプロン酸は、炎症の原因となる物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する効果を期待して用いられる。
- ビタミンEは、目の調節機能を助ける作用を期待して用いられる。
- 全身性の副作用として、皮膚に発疹、発赤、痒み等が現れることがある。
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
- 過去問 平成30年 第90問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:5 】
- 非ステロイド性抗炎症成分は、プロスタグランジンの産生を抑える作用を示す。
- 皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して、ユーカリ油が配合されている場合がある。
- 損傷皮膚の組織の修復を促す作用を期待して、アラントインやビタミンA油が配合されている場合がある。
- 過去問 平成30年 第91問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:4 】
陽性界面活性成分である(b)は、石鹸との混合によって殺菌消毒効果が低下するので、石鹸で洗浄した後に使用する場合には、石鹸を十分に洗い流す必要がある。
- 過去問 平成30年 第92問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:1 】
- 口内炎は、疱疹ウイルスの口腔内感染による場合や、医薬品の副作用として生じる場合もある。
- 口内炎用薬には、患部からの細菌感染を防止することを目的として、アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)が配合されている場合がある。
- 茵蔯蒿湯は、口内炎等に用いられる漢方処方製剤であるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では不向きとされる。
- 過去問 平成30年 第93問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:2 】
- アミノ安息香酸エチルは、齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを目的として用いられる。
- フェノールは、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として用いられる。
- テーカインは、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して配合されている場合がある。
- ラタニアは、キク科のカミツレの根を基原とする生薬で、抗炎症、抗菌などの作用を期待して用いられる。
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
- 過去問 平成30年 第94問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:1 】
- タバコの煙に含まれるニコチンは、肺胞の毛細血管から血液中に取り込まれると、すみやかに脳内に到達し、脳の情動を司る部位に働いて覚醒、リラックス効果などをもたらす。
- 妊婦又は妊娠していると思われる女性、母乳を与える女性では、摂取されたニコチンにより胎児又は乳児に影響が生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。
- 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が増加するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは禁煙補助剤の使用を避けることとされている。
- ニコチンは交感神経系を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させるおそれがある。
- 過去問 平成30年 第95問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:3 】
- 神経痛、筋肉痛、関節痛、しみ・そばかす等のような特定部位の症状に対する効能・効果については、医薬品及び医薬部外品において認められている。
- ビタミンDは、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
- アスパラギン酸ナトリウムは、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる。
- ビタミンCは、体内の脂質を酸化から守る作用(抗酸化作用)を示し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
- 過去問 平成30年 第96問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:5 】
- 大柴胡湯
- 黄連解毒湯
- 防已黄耆湯
- 防風通聖散
- 過去問 平成30年 第97問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:2 】
- 滅菌は物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することである。
- 食中毒の流行時期や、明らかに感染者が身近に存在するような場合には、集団感染を防止するため念入りに、化学薬剤(消毒薬)を用いた処置を行うことが有効とされる。
- 消毒薬が微生物を死滅させる仕組み及び効果は、殺菌消毒成分の種類、濃度、温度、時間、消毒対象物の汚染度、微生物の種類や状態などによって異なる。
- 過去問 平成30年 第98問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:3 】
- フェノトリン
- フェニトロチオン
- プロポクスル
- ダイアジノン
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
- 過去問 平成30年 第99問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:5 】
- 悪性腫瘍、心筋梗塞や遺伝性疾患など重大な疾患の診断に関係するものは一般用検査薬の対象外である。
- 尿糖・尿タンパクの検査結果に影響を与える要因として、採尿のタイミングや食事などがある。
- 妊娠検査薬は、尿中のエストラジオールの有無を調べるものである。
- 過去問 平成30年 第100問【薬事に関する法規・制度】
【 解答:2 】
- 要指導医薬品又は一般用医薬品は、薬剤師、登録販売者その他の医薬関係者から提供された情報に基づき、一般の生活者が購入し、自己の判断で使用するものである。
- 要指導医薬品又は一般用医薬品の添付文書や製品表示に記載されている適正使用情報は、医薬品の販売に従事する薬剤師や登録販売者向けの専門的な表現で記載されている。
- 医薬品は、効能・効果、用法・用量、起こり得る副作用等、その適正な使用のために必要な情報(適正使用情報)を伴って初めて医薬品としての機能を発揮するものである。
- 過去問 平成30年 第101問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:5 】
- 添付文書の内容は、医薬品の有効性・安全性等に係る新たな知見、使用に係る情報に基づき、6か月に1回定期的に改訂されている。
- 薬効名とは、その医薬品の薬効又は性質が簡潔な分かりやすい表現で示されたものであるが、販売名に薬効名が含まれている場合でも、薬効名の記載は省略できない。
- 一般用医薬品を使用した人が医療機関を受診する際には、その添付文書を持参し、医師や薬剤師に見せて相談がなされることが重要である。
- 過去問 平成30年 第102問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:4 】
- 「使用上の注意」は、「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」から構成され、「使用上の注意」、「してはいけないこと」及び「相談すること」の各項目の見出しには、それぞれ統一された標識的マークが付されている。
- 一般用検査薬では、その検査結果のみで確定診断はできないので、判定が陽性であれば速やかに医師の診断を受ける旨が、「その他の注意」の項に記載されている。
- 「相談すること」の項の、副作用と考えられる症状を生じた場合に関する記載においては、まず、まれに発生する重篤な副作用について記載され、そのあとに続けて一般的な副作用について記載されている。
- その医薬品を使用する前に、その適否について専門家に相談した上で適切な判断がなされるべきである場合については、「相談すること」の項に記載されている。
- 過去問 平成30年 第103問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:3 】
- イソプロピルアンチピリン
- プソイドエフェドリン塩酸塩
- チアミン塩化物塩酸塩
- タンニン酸アルブミン
- ビサコジル
- 過去問 平成30年 第104問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:2 】
- アミノ安息香酸エチル
- ジフェンヒドラミン塩酸塩
- ケイ酸アルミン酸マグネシウム
- ロートエキス
- カゼイン
- 過去問 平成30年 第105問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:5 】
- アスピリン
- トラネキサム酸
- イブプロフェン
- センノシド
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,d)
- (c,d)
- 過去問 平成30年 第106問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:2 】
- 過去問 平成30年 第107問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:3 】
- 芍薬甘草湯が配合された医薬品は、徐脈又は頻脈を引き起こし、心臓病の症状を悪化させるおそれがあるため、「心臓病の診断を受けた人」には使用(服用)しないこととされている。
- オキセサゼインが配合された医薬品は、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、「6歳未満の小児」には使用(服用)しないこととされている。
- ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬は、接触皮膚炎を誘発するおそれがあるため、「オキシベンゾン、オクトクリレンを含有する製品(日焼け止め、香水等)によるアレルギー症状(発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある人」には使用しないこととされている。
- 「激しい腹痛又は吐き気・嘔吐の症状がある人」は、急性腹症(腸管の狭窄、閉塞、腹腔内器官の炎症等)の症状である可能性があるため、ヒマシ油が配合された瀉下薬は使用(服用)しないこととされている。
- 過去問 平成30年 第108問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:2 】
- ジヒドロコデインリン酸塩が配合されたかぜ薬は、腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、「妊婦又は妊娠していると思われる人」は、「相談すること」とされている。
- 硫酸ナトリウムが配合された医薬品は、肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病の症状を悪化させるおそれがあるため、「糖尿病の診断を受けた人」は「相談すること」とされている。
- メトキシフェナミン塩酸塩等のアドレナリン作動成分又はマオウが配合された内服薬は、心悸亢進、血圧上昇、糖代謝促進を起こしやすいため、「高齢者」は「相談すること」とされている。
- サリチルアミドが配合された医薬品は、中枢神経系の興奮作用により、てんかんの発作を引き起こすおそれがあるため、「てんかんの診断を受けた人」は「相談すること」とされている。
- 過去問 平成30年 第109問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:3 】
- 症状の予防・改善につながる事項について一般の生活者に分かりやすく記載されていることがある。
- エアゾール製品については、高圧ガス保安法(昭和26年法律第204号)に基づく注意事項が、その容器に表示されるよう義務づけられているが、添付文書において「用法及び用量」としても記載されている。
- 製造販売業の許可を受け、その医薬品について製造責任を有する製薬企業の名称及び所在地が「製造販売業者の名称及び所在地」として記載されている。
- 過去問 平成30年 第110問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:5 】
- 医薬品、医療機器又は再生医療等製品について緊急かつ重大な注意喚起や使用制限に係る対策が必要な状況にある場合には、安全性速報が作成される。
- 安全性速報は、厚生労働省からの命令、指示、製造販売業者の自主決定等に基づいて作成され、ブルーレターとも呼ばれる。
- 緊急安全性情報は、医療用医薬品、医家向け医療機器又は再生医療等製品についてのみの情報伝達である。
- 医薬品・医療機器等安全性情報は、医薬品、医療機器又は再生医療等製品について一般的な使用上の注意の改訂情報よりも迅速な注意喚起や適正使用のための対応の注意喚起が必要な状況にある場合に作成される。
- 過去問 平成30年 第111問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:1 】
- 添付文書は、通常、外箱等に封入されており、開封しなければ現物を確認することは難しい。そのため、一般の購入者が添付文書の内容について事前に閲覧できる環境が整備されている。
- 添付文書に「使用上の注意」として記載される内容は、その医薬品に配合されている成分等に由来することも多く、使用上の注意の内容については、製品表示の配合成分等の記載からある程度読み取ることが可能である。
- 購入者等への情報提供の実効性を高める観点からも、添付文書等は必要なときいつでも取り出して読むことができるよう大切に保存する必要性を説明することが重要である。
- 要指導医薬品及び一般用医薬品のリスク区分のうち第三類医薬品は、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがあるものであり、これらリスク区分に分類されている旨が製品表示から容易に判別できることは、情報提供の意義や必要性について認識するために有用である。
- 過去問 平成30年 第112問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:4 】
- 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和35年法律第145号)第68条の10第2項の規定に基づく医薬品・医療機器等安全性情報報告制度において、医薬関係者は医薬品の副作用等によるものと疑われる健康被害の発生を知った場合において、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するため必要があると認めるときは、その旨を厚生労働大臣に報告しなければならないが、実務上は、報告書を都道府県に提出することとされている。
- 医薬品の市販後においても、常にその品質、有効性及び安全性に関する情報を収集し、また、医薬関係者に必要な情報を提供することが、医薬品の適切な使用を確保する観点から重要であるため、製造販売業者等からの副作用等の報告制度が存在する。
- 収集された副作用等の情報は、都道府県において評価・検討され、必要な安全対策が図られる。また、厚生労働大臣により、製造・販売の中止や製品の回収等の安全対策上必要な行政措置が講じられる。
- 過去問 平成30年 第113問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:4 】
- 医薬品との因果関係が明確でない場合は報告対象とならない。
- 報告の期限は特に定められていない。
- 医薬品等によるものと疑われる、日常生活に支障を来す程度の健康被害(死亡を含む。)について報告が求められるが、身体の変調・不調については、報告対象ではない。
- 報告様式の記入欄すべてに記入が必要である。
- 過去問 平成30年 第114問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:2 】
- 過去問 平成30年 第115問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:2 】
- 医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を適正に使用したにもかかわらず、副作用によって一定程度以上の健康被害が生じた場合に、医療費等の諸給付を行うものである。
- 医薬品を適正に使用して生じた健康被害であっても、特に医療機関での治療を要さずに寛解したような軽度の健康被害については給付対象に含まれない。
- 日本薬局方収載医薬品はすべて医薬品副作用被害救済制度の対象となる。
- 要指導医薬品又は一般用医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求に当たっては、その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の販売業者が作成した販売証明書等が必要となる。
- 医薬品副作用被害救済制度の対象とならないケースのうち、製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合には、「医薬品PLセンター」への相談が推奨される。
- 過去問 平成30年 第116問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:3 】
- 障害年金には請求期限がない。
- 医療費は、支給の対象となる費用の支払いが行われたときから3年以内が請求の期限となっている。
- 遺族年金には請求期限がない。
- 医療手当は、請求に係る医療が行われた日の属する月の翌月の初日から7年以内が請求の期限となっている。
- 過去問 平成30年 第117問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:1 】
2003年8月までに、(a)が配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告され、それらの多くが用法・用量の範囲を超えた使用又は禁忌とされている(b)患者の使用によるものであった。そのため、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分として(c)等への速やかな切替えにつき指示がなされた。
- 過去問 平成30年 第118問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:4 】
また、小柴胡湯による(b)については、1991年4月以降、使用上の注意に記載されていたが、その後、小柴胡湯とインターフェロン製剤の併用例による(b)が報告されたことから、1994年1月、インターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。
- 過去問 平成30年 第119問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:2 】
- 登録販売者においては、薬剤師とともに一般用医薬品の販売に従事する医薬関係者として、適切なセルフメディケーションの普及定着や、医薬品の適正使用の推進のための活動に積極的に参加、協力することが期待される。
- 医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。
- 薬物乱用や薬物依存は、違法薬物(麻薬、覚せい剤、大麻等)によるものばかりでなく、一般用医薬品によっても生じ得る。
- 医薬品の適正使用の重要性等に関して、小中学生のうちからの啓発が重要である。
- 過去問 平成30年 第120問【医薬品の適正使用・安全対策】
【 解答:1 】