鎮咳去痰薬の漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. 半夏厚朴湯は、体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感に適すとされる。
  2. 柴朴湯は、体力中等度で、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、かぜをひきやすく、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴うものの小児喘息、気管支喘息、気管支炎、咳、不安神経症、虚弱体質に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)には不向きとされる。
  3. 神秘湯は、マオウを含まず、体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘息の症状に適すとされ、胃腸の弱い人にも適用できる。

    【 正答:2 】