腸の薬に配合される成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. ヒマシ油は、吸収された成分の一部が乳汁中に移行して、乳児に下痢を引き起こすおそれがあり、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。
  2. ビサコジルは、胃や小腸で消化されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激して瀉下作用をもたらすと考えられている。
  3. マグネシウムを含む成分は、一般に消化管からの吸収は少ないとされているが、一部は腸で吸収されて尿中に排泄されるため、腎臓病の診断を受けた人では、高マグネシウム血症を生じるおそれがある。
  4. カルメロースナトリウムは、腸内細菌により分解されて生じるガスによって便通を促すとされている。瀉下薬としては比較的作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。

    【 正答:1 】