高齢者に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. 医薬品の使用上の注意等において「高齢者」という場合には、おおよその目安として 70歳以上を指す。
  2. 一般用医薬品の用法用量は、生理機能の衰えている場合は考慮されていないので、高齢者には定められた用量より少ない量の服用を指示する必要がある。
  3. 高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げとなる場合があるほか、複数の医薬品が長期間にわたって使用される場合には、副作用を生じるリスクも高い。
  4. 高齢者では、手先の衰えのため医薬品を容器や包装から取り出すことが難しい場合や、医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすいなどの傾向もあり、家族や周囲の人(介護関係者等)の理解や協力も含めて、医薬品の安全使用の観点からの配慮が重要となることがある。

    【 正答:3 】