眼科用薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。- ヒアルロン酸ナトリウムは、有効成分としてではなく、添加物(粘稠化剤)として用いられ、コンドロイチン硫酸ナトリウムと結合することにより、その粘稠性を高める。
- クロモグリク酸ナトリウムは、洗眼薬として用時水に溶解し、結膜嚢の洗浄・消毒に用いられる。
- サルファ剤は、ウイルスや真菌の感染による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられる。
- パンテノールは、自律神経系の伝達物質の産生に重要な成分であり、目の調節機能の回復を促す効果を期待して用いられる。
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
【 正答:3
】
解説
- 〇 選択肢の通り
- × 選択肢は、ホウ酸の説明である。クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト(室内塵)等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合される。
- × サルファ剤は、ウイルスや真菌の感染に対する効果はない。
- 〇 選択肢の通り