胃腸に作用する薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
  1. メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは、胃酸の中和作用のほか、胃粘膜にゼラチン状の皮膜を形成して保護する作用もあるとされる。
  2. 過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して、副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑えるロートエキスやピレンゼピン塩酸塩が配合されている場合がある。
  3. タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、小麦に含まれるタンパク質から精製された成分であるため、小麦にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
  4. タンニン酸ベルべリンに含まれるベルべリンは、生薬のオウバクやオウレンの中に存在する物質のひとつであり、抗菌作用のほか、抗炎症作用も併せ持つとされる。

【 正答:3 】

解説

タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。