解熱鎮痛成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- アセトアミノフェンは、中枢作用による解熱・鎮痛のほか、末梢における抗炎症作用が期待できる。
- ピリン系の解熱鎮痛成分として、一般用医薬品ではアスピリンやサザピリンがある。
- 一般用医薬品では、イブプロフェンを含有する小児向けの内服薬はない。
- アスピリン特有の副作用として、「アスピリン喘息」がある。
【 正答:3
】
解説
- × 主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。その分、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は少なく、空腹時に服用できる製品もある。
- × ピリン系の解熱鎮痛成分として、一般用医薬品ではイソプロピルアンチピリンがある。 アスピリン(別名アセチルサリチル酸)、サザピリン、エテンザミド、サリチルアミド等を総称してサリチル酸系解熱鎮痛成分という。
- 〇 選択肢の通り
- × 「アスピリン喘息」は、アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある。