歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  1. アミノ安息香酸エチルは、齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを目的として用いられる。
  2. フェノールは、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として用いられる。
  3. テーカインは、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して配合されている場合がある。
  4. ラタニアは、キク科のカミツレの根を基原とする生薬で、抗炎症、抗菌などの作用を期待して用いられる。
  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,c)
  5. (b,d)

【 正答:1 】

解説

  1. 選択肢の通り
  2. 選択肢の通り
  3. × 選択肢は、フィトナジオン(ビタミンK1)や、カルバゾクロムの説明である。テーカインは、齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを目的として配合されている場合がある。
  4. × 選択肢は、カミツレの説明である。ラタニアは、クラメリア科のクラメリア・トリアンドラ及びその同属植物の根を基原とする生薬で、咽頭粘膜をひきしめる(収斂)作用により炎症の寛解を促す効果を期待して用いられる。