一般用医薬品の添付文書における「使用上の注意」の記載に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
  1. 芍薬甘草湯が配合された医薬品は、徐脈又は頻脈を引き起こし、心臓病の症状を悪化させるおそれがあるため、「心臓病の診断を受けた人」には使用(服用)しないこととされている。
  2. オキセサゼインが配合された医薬品は、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、「6歳未満の小児」には使用(服用)しないこととされている。
  3. ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬は、接触皮膚炎を誘発するおそれがあるため、「オキシベンゾン、オクトクリレンを含有する製品(日焼け止め、香水等)によるアレルギー症状(発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある人」には使用しないこととされている。
  4. 「激しい腹痛又は吐き気・嘔吐の症状がある人」は、急性腹症(腸管の狭窄、閉塞、腹腔内器官の炎症等)の症状である可能性があるため、ヒマシ油が配合された瀉下薬は使用(服用)しないこととされている。

【 正答:2 】

解説

選択肢は、アミノ安息香酸エチルの説明である。オキセサゼインが配合された医薬品は、精神神経系の副作用として、頭痛、眠気、めまい、脱力感が現れることがある。妊娠中や小児における安全性は確立されておらず、妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避けることとされている。