胃腸鎮痛鎮痙薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなる(頻脈)おそれがある。
  2. アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける必要がある。
  3. パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すとされ、抗コリン成分と同様に、胃液分泌を抑える作用もある。
  4. 消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して、チキジウム臭化物のような局所麻酔成分が配合されている場合がある。

    【 正答:5 】

    解説

    1. 選択肢の通り
    2. 選択肢の通り
    3. × 抗コリン成分と異なり、胃液分泌を抑える作用は見出されない。
    4. × 消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して、アミノ安息香酸エチル、オキセサゼインのような局所麻酔成分が配合されている場合がある。