医薬品の本質に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  1. 医薬品は、人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とし、その有用性が認められたものである。
  2. 医薬品は、市販前に十分な有効性、安全性の確認が行われているため、保健衛生上のリスクを考える必要はない。
  3. 添付文書や製品表示に記載されている効能効果や副作用等について、購入者に誤解や認識不足を生じさせないために、医薬品の販売等に従事する専門家は、専門用語を分かりやすい表現で伝えるなどの適切な情報提供を行う必要がある。
  4. 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和35年法律第145号)では、健康被害の発生の可能性がなければ、医薬品への異物等の混入については許容されている。
  1. a,b
  2. a,c
  3. b,c
  4. b,d
  5. c,d

【 正答:2 】

解説

  1. 選択肢の通り
  2. 医薬品は、保健衛生上のリスクを伴うものであり、疾病の種類や症状等に応じて適切な医薬品が選択され、適正な使用がなされなければ、症状の悪化、副作用や事故等の好ましくない結果(有害事象)を招く危険性が高くなる。
  3. 選択肢の通り
  4. 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和35年法律第145号) では、健康被害の発生の可能性の有無にかかわらず、異物等の混入、変質等があってはならない旨を定めている。