かぜ薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  1. エテンザミドは、15歳未満の小児で水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある。
  2. グリチルリチン酸二カリウムの作用本体であるグリチルリチン酸を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を生じるおそれがある。
  3. トラネキサム酸は、血液凝固異常のある人では出血傾向を悪化させるおそれがある。
  4. セミアルカリプロティナーゼには、フィブリノゲンを分解する作用はない。
  1. a,b
  2. a,c
  3. b,c
  4. b,d
  5. c,d

【 正答:1 】

解説

  1. 選択肢の通り
  2. 選択肢の通り
  3. 選択肢は、セミアルカリプロティナーゼ、ブロメラインに関する記述である。トラネキサム酸は、凝固した血液を溶解されにくくする働きもあるため、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎等)や血栓を起こすおそれのある人に使用する場合は、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である。
  4. セミアルカリプロティナーゼには、フィブリノゲンを分解する作用もある。