解熱鎮痛成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  1. アスピリンは、ピリン系の解熱鎮痛成分で、ライ症候群の発生が示唆されており、15歳未満の小児に対しては一般用医薬品として使用してはならない。
  2. アセトアミノフェンは、中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすほか、末梢における抗炎症作用が期待でき、内服薬のほか、専ら小児の解熱に用いる坐薬もある。
  3. イブプロフェンは、胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎又はクローン氏病の既往歴がある人では、それら疾患の再発を招くおそれがある。
  4. 「アスピリン喘息」は、アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある。
  1. a,b
  2. a,c
  3. b,c
  4. b,d
  5. c,d

【 正答:5 】

解説

  1. アスピリンは、サリチル酸系解熱鎮痛成分で、ライ症候群の発生が示唆されており、15歳未満の小児に対しては一般用医薬品として使用してはならない。
  2. アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。その分、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は少なく、空腹時に服用できる製品もある。
  3. 選択肢の通り
  4. 選択肢の通り