鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用の発現が早く、持続時間が短い。
  2. プロメタジンを含む成分については、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告がある。
  3. スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分で、肝臓での代謝が緩やかなため、抗ヒスタミン成分と比べて作用の持続時間は長い。
  4. ジフェニドール塩酸塩は、排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、その症状を悪化させるおそれがある。

    【 正答:3 】

    解説

    1. メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く持続時間が長い。
    2. 選択肢の通り
    3. スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分で、肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は短い。
    4. 選択肢の通り