咳や痰及び鎮咳去痰薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
  1. 咳は、気管や気管支に何らかの異変が起こったときに、その刺激が中枢神経系に伝わり、脊髄にある咳嗽中枢の働きによって引き起こされる反応であり、むやみに抑え込むべきではない。
  2. 気道粘膜に炎症を生じたときには咳が誘発され、また、炎症に伴って気管や気管支が収縮して喘息(息が切れて、喉がゼーゼーと鳴る状態)を生じることがある。
  3. 鎮咳去痰薬は、咳を鎮める、痰の切れを良くする、また、喘息症状を和らげることを目的とする医薬品の総称である。
  4. 痰を伴わない乾いた咳が続く場合には、間質性肺炎等の初期症状である可能性があり、また、その原因が医薬品の副作用によるものであることもある。

【 正答:1 】

解説

  1. 咳は、気管や気管支に何らかの異変が起こったときに、その刺激が中枢神経系に伝わり、延髄にある咳嗽中枢の働きによって引き起こされる反応であり、むやみに抑え込むべきではない。脊髄ではなく、延髄である。
  2. 選択肢の通り
  3. 選択肢の通り
  4. 選択肢の通り