胃の薬とその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  1. いわゆる総合胃腸薬には、制酸と健胃のように相反する作用を期待するものが配合されている場合がある。
  2. 生薬成分が配合された健胃薬は、通常、散剤をオブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用することが適切である。
  3. 制酸薬は、食前又は食間に服用することにより、暴飲暴食による胸やけ、吐きけ(二日酔い・悪酔いのむかつき、嘔気)、嘔吐等の症状を予防することができる。
  4. 消化を助ける効果を期待して用いられるウルソデオキシコール酸は、肝臓の働きを高める作用があるとされるが、肝臓病の診断を受けた人ではかえって症状を悪化させるおそれがある。
  1. a,b
  2. a,c
  3. a,d
  4. b,c
  5. c,d

【 正答:3 】

解説

  1. 選択肢の通り
  2. 生薬成分が配合された健胃薬は、散剤をオブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用されると効果が期待できず、そのような服用の仕方は適当でない。
  3. 制酸薬は、胃内容物の刺激によって促進される胃液分泌から胃粘膜を保護することを目的として、食前又は食間に服用することとなっているものが多いが、暴飲暴食による胸やけ、吐きけ(二日酔い・悪酔いのむかつき、嘔気)、嘔吐等の症状を予防するものではない。
  4. 選択肢の通り