鎮暈薬( 乗物酔い防止薬) に配合される成分に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
  1. ジフェニドール塩酸塩( 塩酸ジフェニドール) は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経( 前庭神経) の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
  2. スコポラミン臭化水素酸塩水和物( 臭化水素酸スコポラミン)は、消化管からよく吸収され、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすい。
  3. 無水カフェインは、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。
  4. 吐き気の防止に働くことを期待して、ビタミン成分が補助的に配合されている場合がある。

【 正答:3 】