血中コレステロールと高コレステロール改善成分の働きに関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
  1. コレステロールの産生及び代謝は、主として膵臓で行われる。
  2. 低密度リポタンパク質(LDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポタンパク質である。
  3. リノール酸は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされる。
  4. 大豆油不鹸化物(ソイステロール)は、LDL等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされる。

【 正答:3 】

解説

  1.  コレステロールの産生及び代謝は、主として肝臓で行われる。
  2.  高密度リポタンパク質(HDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポタンパク質である。低密度リポタンパク質(HDL)は、肝臓で合成した脂肪を脂肪組織へ運ぶ役割をする。
  3.  選択肢の通り
  4.  LDL等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされるのはパンテチンである。大豆油不鹸化物(ソイステロール)は、コレステロールを便中に排泄する働きを持つ。