次の記述は、外用痔疾用薬に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
  1. 痔に伴う痛みや痒みを和らげることを目的として用いられるリドカインやジブカイン塩酸塩が局所麻酔成分として配合された坐剤では、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。
  2. 局所への穏やかな刺激により痒みを抑える効果を期待して、カンフルやメントール等が配合される場合がある。
  3. デカリニウム塩化物やイソプロピルメチルフェノールは、粘膜表面に不溶性の膜を形成することによる、粘膜の保護や止血を目的として配合される場合がある。
  4. 坐剤及び注入軟膏は、局所に適用されるものであるため、全身的な影響を考慮する必要はない。
  1. ab
  2. ac
  3. bd
  4. cd

【 正答:1 】

解説

  1.  選択肢の通り
  2.  選択肢の通り
  3.  デカリニウム塩化物やイソプロピルメチルフェノールは、殺菌消毒を目的として配合される。
  4.  坐剤及び注入軟膏は、局所に適用されるものであるが、全身的な影響を及ぼす可能性があるため、全身的な考慮を必要がある。