次の1~5で示される生薬成分のうち、イネ科のハトムギの種皮を除いた種子を基原とし、肌荒れやいぼに用いられるものはどれか。
  1. ヨクイニン
  2. オウギ
  3. ゴミシ
  4. タイソウ
  5. サンシュユ

【 正答:1 】

解説

  1.  正しい
  2.  オウギは、マメ科のキバナオウギやナイモウオウギなどの根を基原とし、疲労倦怠、胃腸虚弱、内臓下垂、浮腫、強壮、盗汗、自汗、皮膚化膿症に用いられる。
  3.  ゴミシは、マツブサ科のチョウセンゴミシの果実を基原とし、慢性の咳嗽や喘息、口渇、下痢、多汗、疲労、遺精に用いられる。
  4.  タイソウは、クロウメモドキ科のナツメの半熟果実を基原とし、食欲不振、下痢、動悸、ヒステリーに用いられる。
  5.  サンシュユは、ミズキ科のサンシュユの果肉を基原とし、足腰の痛み、眩暈、性機能低下、多汗、頻尿、夜尿に用いられる。