化学的に合成された解熱鎮痛成分(アセトアミノフェンを除く。)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. 悪寒・発熱時の解熱のほか、頭痛、関節痛に用いられるが、筋肉痛、肩こり痛には用いられない。
  2. 末梢におけるプロスタグランジンの産生抑制は、腎血流量を減少させるため、腎機能に障害があると、その症状を悪化させる可能性がある。
  3. アスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用であり、他の解熱鎮痛成分では生じない。
  4. イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を抑制することで消化管粘膜の防御機能を上昇させる。

    【 正答:3 】

    解説

    1. 悪寒・発熱時の解熱のほか、頭痛、歯痛、抜歯後の疼痛、咽喉痛(喉の痛み)、耳痛、関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛、肩こり痛、打撲痛、骨折痛、捻挫痛、月経痛(生理痛)、外傷痛の鎮痛に用いられる。
    2. 選択肢の通り
    3. アスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある。
    4. イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を抑制することで消化管粘膜の防御機能を抑制させる。