含嗽薬に配合される成分の相互作用又は副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬では、まれにショック(アナフィラキシー)のような全身性の重篤な副作用を生じることがある。
  2. 咽頭における局所的な作用を目的としてクロルフェニラミンマレイン酸塩が配合されるが、結果的に抗ヒスタミン成分を経口的に摂取することとなり、内服薬と同様な副作用が現れることがある。
  3. ポビドンヨードが配合された含嗽薬では、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある。
  4. ヨウ素が配合された含嗽薬は、レモン汁やお茶などに含まれるビタミンC等の成分と反応すると殺菌作用が増強されるため、そうした食品を摂取した直後に使用することが望ましい。

    【 正答:3 】

    解説

    1. 選択肢の通り
    2. 選択肢の通り
    3. 選択肢の通り
    4. ヨウ素は、レモン汁やお茶などに含まれるビタミンC等の成分と反応すると脱色を生じて殺菌作用が失われるため、ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬では、そうした食品を摂取した直後の使用や混合は避けることが望ましい。