ヒマシ油に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
  1. 大腸刺激性瀉下成分として用いられる。
  2. ドクダミ科のドクダミの花期の地上部を圧搾して得られた油を用いた生薬である。
  3. 瀉下作用は弱いため、3歳未満の乳幼児に使用される。
  4. 主に誤食・誤飲等による中毒の場合などに用いられるが、防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒には使用を避ける必要がある。

【 正答:4 】

解説

  1. 小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。
  2. ヒマシ(トウダイグサ科のトウゴマの種子)を圧搾して得られた油を用いた生薬である。
  3. 急激で強い瀉下作用(峻下作用)を示すため、激しい腹痛又は悪心・嘔吐の症状がある人、妊婦又は妊娠していると思われる女性、3歳未満の乳幼児では使用を避けることとされている。
  4. 選択肢の通り