歯槽膿漏内服薬に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
  1. 歯周組織の血行を促す効果を期待して、ビタミンEが配合されている場合がある。
  2. 炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、銅クロロフィリンナトリウムが配合されている場合がある。
  3. 炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用のほか、歯肉炎に伴う口臭を抑える効果も期待して、ビタミンCが配合されている場合がある。
  4. コラーゲン代謝を改善して炎症を起こした歯周組織の修復を助け、また、毛細血管を強化して炎症による腫れや出血を抑える効果を期待して、フィトナジオンが配合されている場合がある。

【 正答:1 】

解説

  1. 選択肢の通り
  2. 炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、血液の凝固機能を正常に保つ働きがあるフィトナジオン(ビタミンK1)や、カルバゾクロムが配合されている場合がある。
  3. 胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、荒れた胃粘膜の修復を促す等の作用を期待して、アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)、アルジオキサ、スクラルファート、ゲファルナート、ソファルコン、テプレノン、セトラキサート塩酸塩、トロキシピド、銅クロロフィリンカリウム、銅クロロフィリンナトリウム、メチルメチオニンスルホニウムクロライド等が配合されている場合がある。
  4. コラーゲン代謝を改善して炎症を起こした歯周組織の修復を助け、また、毛細血管を強化して炎症による腫れや出血を抑える効果を期待して、ビタミンC(アスコルビン酸、アスコルビン酸カルシウム等)が配合されている場合がある。