次の記述は、殺虫剤・忌避剤と衛生害虫に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
  1. 殺虫剤・忌避剤のうち、人体に対する作用が緩和な製品については医薬部外品として製造販売されている。
  2. 忌避剤には、虫さされによる痒みや腫れなどの症状を和らげる効果がある。
  3. シラミの防除は、医薬品による方法以外にはない。
  4. ハエの幼虫(ウジ)の防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
  1. (a、b)
  2. (a、d)
  3. (b、c)
  4. (c、d)

【 正答:2 】

解説

  1. 選択肢の通り
  2. 忌避剤には、ノミ等が人体に取り付いて吸血したり、病原細菌等を媒介するのを防止するものであり、虫さされによる痒みや腫れなどの症状を和らげる効果はない。
  3. シラミの防除は、医薬品による方法以外に物理的方法もある。物理的方法としては、散髪や洗髪、入浴による除去、衣服の熱湯処理などがある。医薬品による方法では、殺虫成分としてフェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる。また、シラミの成虫が脱落して次の宿主に伝染しやすい場所には殺虫剤を散布して、寄生の拡散防止を図ることも重要である。
  4. 選択肢の通り