次の記述は、医薬品の不適正な使用と有害事象等に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
  1. 一般用医薬品は、乱用を繰り返しても臓器障害は発生しない。
  2. 小児への用量が定められていない医薬品を、小児に使用する場合は、大人用の用量を半分にして飲ませれば有害事象につながる危険性はない。
  3. 一般用医薬品の場合、その使用を判断する主体が一般の生活者であることから、適正な使用のためには販売時における専門家の関与が特に重要である。
  4. 一般用医薬品であっても、乱用した場合には薬物依存を生じることがある。
  1. (a、b)
  2. (a、c)
  3. (b、d)
  4. (c、d)

【 正答:4 】

解説

  1. 一般用医薬品にも習慣性・依存性がある成分を含んでいるものがあり、そうした医薬品がしばしば乱用されることが知られており、定められた用量を意図的に超えて服用したり、みだりに他の医薬品や酒類等と一緒に摂取するといった乱用がなされると、過量摂取による急性中毒等を生じる危険性が高くなり、また、乱用の繰り返しによって慢性的な臓器障害等を生じるおそれもある。
  2. 小児への使用を避けるべき医薬品を「子供だから大人用のものを半分にして飲ませればよい」として服用させるなど、安易に医薬品を使用するような場合には、特に有害事象につながる危険性が高い。
  3. 選択肢の通り
  4. 選択肢の通り