薬の生体内運命に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
  1. 眼の粘膜に適用する点眼薬は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることはない。
  2. 抗狭心症薬のニトログリセリン(舌下錠、スプレー)は、有効成分が口腔粘膜から吸収されて局所作用を現す。
  3. 鼻腔粘膜の下は毛細血管が豊富であるが、点鼻薬の成分は循環血液中に移行しにくい。
  4. 内服薬のほとんどは、その有効成分が消化管から吸収されて循環血液中に移行する。

【 正答:4 】

解説

  1. 眼の粘膜に適用する点眼薬は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがある。
  2. 抗狭心症薬のニトログリセリン(舌下錠、スプレー)は、有効成分が口腔粘膜から吸収されて全身作用を現す
  3. 鼻腔粘膜の下には毛細血管が豊富なため、点鼻薬の成分は循環血液中に移行しやすい。
  4. 選択肢の通り