次の記述は、鎮咳去痰薬に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
  1. ジヒドロコデインリン酸塩は、非麻薬性鎮咳成分と呼ばれる。
  2. デキストロメトルファン臭化水素酸塩は、中枢神経系に作用して咳を抑える成分である。
  3. グアイフェネシンは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。
  4. カルボシステインは、粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする。
  1. a、b
  2. a、c
  3. b、d
  4. c、d

【 正答:3 】

解説

  1. ジヒドロコデインリン酸塩は、その作用本体であるコデイン、ジヒドロコデインがモルヒネと同じ基本構造を持ち、依存性がある成分であり、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。
  2. 選択肢の通り
  3. グアイフェネシンは、気道粘膜からの粘液の分泌を促進させる。
  4. 選択肢の通り