次の記述は、健胃成分に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
  1. 日本薬局方収載のセンブリ末は、健胃薬のほか止瀉薬としても用いられる。
  2. 生薬成分が配合された健胃薬は、散剤をオブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用すると効果が期待できる。
  3. カルニチン塩化物は、胃の働きの低下や食欲不振の改善を期待して、胃腸薬や滋養強壮保健薬に用いられる。
  4. 胆汁末や動物胆(ユウタンを含む。)は、心臓の働きを高める作用もある。
  1. a、b
  2. a、c
  3. b、d
  4. c、d

【 正答:2 】

解説

  1. 選択肢の通り
  2. 生薬成分が配合された健胃薬は、散剤をオブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用されると効果が期待できず、そのような服用の仕方は適当でない。
  3. 選択肢の通り
  4. 胆汁末や動物胆(ユウタンを含む。)は、胆汁の分泌を促す作用(利胆作用)があるとされ、消化を助ける効果を期待して用いられる。これらの成分は肝臓の働きを高める作用もあるとされるが、肝臓病の診断を受けた人ではかえって症状を悪化させるおそれがあり、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。