眼科用薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. ナファゾリン塩酸塩は結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去することを目的として配合される。
  2. コンドロイチン硫酸ナトリウムは、細菌感染によるものもらいの症状を改善することを目的として配合される。
  3. クロモグリク酸ナトリウムは細菌感染による眼瞼炎の症状を改善することを目的として配合される。
  4. ホウ酸は結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として配合される。

    【 正答:5 】

    解説

    1. 選択肢の通り
    2. コンドロイチン硫酸ナトリウムは、結膜や角膜を乾燥から保護する作用を期待して用いられる。
    3. クロモグリク酸ナトリウムは、花粉、ハウスダスト(室内塵)等による目のアレルギー症状(結膜充血、痒み、かすみ、流涙、異物感)の緩和を目的として用いられる。
    4. ホウ酸は洗眼薬として用時水に溶解し、結膜嚢の洗浄・消毒に用いられる。また、その抗菌作用による防腐効果を期待して、点眼薬の添加物(防腐剤)として配合されていることもある。