皮膚に用いる薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. 局所性の副作用として、適用部位に発疹・発赤、痒みが現れることがある。
  2. 殺菌消毒薬は、日常の生活において生じる、比較的小さなきり傷、擦り傷、掻き傷等の創傷面の化膿を防止すること、又は手指・皮膚の消毒を目的として使用される。
  3. 非ステロイド性抗炎症成分は、喘息の副作用を起こしたことがある人にも使用を勧めることができる。
  4. ステロイド性抗炎症成分を含む、外皮用の一般用医薬品は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものである。

    【 正答:1 】

    解説

    1. 選択肢の通り
    2. 選択肢の通り
    3. 非ステロイド性抗炎症成分は、内服で用いられる解熱鎮痛成分と同様、喘息の副作用を引き起こす可能性があるため、喘息を起こしたことがある人では、使用を避ける必要がある。
    4. 外皮用薬で用いられるステロイド性抗炎症成分は、体の一部分に生じた湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも、虫さされ等の一時的な皮膚症状(ほてり・腫れ・痒み等)の緩和を目的とするものであり、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではない。