次の記述は、みずむし等に対する剤形の選択及び抗真菌作用を有する配合成分に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
  1. 皮膚が厚く角質化している部分には、クリーム剤が適している。
  2. 液剤は有効成分の浸透性が高いが、患部に対する刺激が強い。
  3. 患部が化膿している場合には、抗菌成分を含んだ外用剤を使用する等、化膿が治まってから使用することが望ましい。
  4. 湿疹か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合には、抗真菌成分が配合された医薬品を使用すべきである。
  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d

【 正答:3 】

解説

  1. 治療薬の剤形の選択に関して、一般に、皮膚が厚く角質化している部分には、液剤が適する。
  2. 選択肢の通り
  3. 選択肢の通り
  4. 湿疹とみずむし等の初期症状は類似していることが多く、湿疹に抗真菌作用を有する成分を使用すると、かえって湿疹の悪化を招くことがある。湿疹か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合に、抗真菌成分が配合された医薬品を使用することは適当でない。