医薬品の不適正な使用と有害事象に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. 一般用医薬品は、購入者等の誤解や認識不足のために適正に使用されないことがあるため、販売時における専門家の関与が特に重要である。
  2. 医薬品の販売等に従事する専門家においては、必要以上の大量購入や頻回購入などを試みる不審な購入者等には慎重に対処する必要があり、積極的に事情を尋ねることが望ましい。
  3. 医薬品は多く飲めば早く効くため、定められた用量を超える量を服用しても、有害事象につながる危険性はない。
  4. 一般用医薬品には、習慣性のある成分は含まれていない。

    【 正答:5 】

    解説

    1. 選択肢の通り
    2. 選択肢の通り
    3. 「薬はよく効けばよい」「多く飲めば早く効く」等と短絡的に考えて、定められた用量を超える量を服用したり、小児への使用を避けるべき医薬品を「子供だから大人用のものを半分にして飲ませればよい」として服用させるなど、安易に医薬品を使用するような場合には、特に有害事象につながる危険性が高い。
    4. 一般用医薬品にも習慣性・依存性がある成分を含んでいるものがあり、そうした医薬品がしばしば乱用されることが知られている。